7月6日 朝会から
- 公開日
- 2009/07/06
- 更新日
- 2009/07/06
校長メッセージ
本日6日(月)は、今学期最後の朝会でした。体育館で写真を写し、さらに模型を使いながら、次のような話をしました。
『おはようございます。1学期も残り2週間になりましたね。この2週間は、1学期に自分はどんなことをがんばって、どんなことができるようになったのか、また、もっとがんばることはどんなことかを家の人とよく話をしてください。そして、夏休みにがんばることを決めてくださいね。
さて、この前は22日の「日食」のことを話しましたが、今日は「月」のお話です。ちょうど40年前の7月21日にアメリカのアポロ11号で、初めて人類が月へ行きました。私は、その頃はみんなと同じ小学生でした。その日のことは、今でもよく覚えています。ちょうど夏休みに入った日で、朝早くからワクワクしてテレビを見ていました。
どのようにして月へ行ったのか、お話しましょう。今のスペースシャトルの3倍もある大きなサターン5というロケットで打ち上げました。100mもありました。倒すと運動場にやっと入る大きさです。3段式になっていて、切り離してどんどん新しいロケットで、スピードを上げていきました。地球を離れていくためには、すごいスピードがいります。1秒に10キロ以上、ここから名古屋駅まで、2秒で行くようなスピードです。最後に、月へ行くのは、これだけ。教室2つくらいの大きさです。月にはこの着陸船で降りました。2人が乗りました。
初めて月面に降りたのは、アームストロング船長。第一歩のときに、有名な言葉を残しました。6年生のみなさんは、調べてみて下さい。これが最初の一歩の写真です。今でもこの足跡は、40年たった今でもしっかり月に残っているはずです。なぜかな?
2時間ほど、月の石を採ったり、観測器を置いたりしました。最後に地球に戻ったのは、たったこれだけ。ステージの上にのるくらいの大きさです。
このあと、17号まで、約3年間で6回、12人が月面へ行き、いろいろなことを調べましたが、その後37年誰も行っていません。しかし、2020年頃に、ふたたび月をめざそうと計画が始まっています。みなさんにもチャンスがあるかもしれません。
このアポロ計画のためにできた技術により、私たちの生活に便利な物がいっぱいできました。パソコンもその一つ。でも、多くのお金がかかったことも確かです。しかし、知らないところへ行って調べようというのは、私たち人類の忘れてはいけない大きな目標です。そうやって私たちは進歩してきたのですから。
最後に、まだまだ、雨の日が続きそうですね。安全に過ごすための注意を守って、安全で楽しい学校生活ができるようにしましょう。』
(なお、説明に使ったプラモデルは、月着陸40年を記念して再販売されたものです。実物の96分の1の大きさで、1m以上の大きさがあります。)