学校日記

6月8日朝会から

公開日
2009/06/08
更新日
2009/06/08

校長メッセージ

 本日8日(月)の朝会は、体育館で写真を写しながら次のような話をしました。
『おはようございます。今日は、いい天気ですが、木曜日からあとは天気が悪くなり、どうも梅雨に入りそうです。これからは、雨の日が続き、外で遊べない日が多くなります。廊下を走らないなど、安全に過ごすための注意を守って、安全で楽しい学校生活ができるようにしましょう。ところで、土曜日の夜のサッカー日本代表のウズベキスタン戦よかったですね。これで、ワールドカップ出場です。来年が楽しみですね。
 前にも話しましたが、今年2009年は「世界天文年」という年です。今日は、写真を写しながら話をしたいと思います。まずは、この2枚の写真。何か知っている人?
http://www.nao.ac.jp/Gallery/SolSys/Sun/e60329ws.jpg
 どちらも太陽ですが、いつもとはちがって黒い太陽ですね。この部分をコロナといいます。いつもの太陽は、こんな感じですね。こんな様子になるのは、太陽のちょうど前に月がきて、太陽がかくされるからなのです。そして、この写真のように欠けた太陽になるのです。
http://uchukan.satsumasendai.jp/data/gallery/ippan/tana-eclipse0206.jpg
 宇宙での位置関係はこんな感じです。
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/image/mechanism1.jpg
 これを「日食」といいます。日食の中でも、完全に太陽がかくされてしまうものを「皆既日食」といい、7月22日に日本で、何と46年ぶりに見ることができるのです。ただし、この図のように完全にかくれる様子を見ることができるのは、九州の南の島々だけ。
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/image/map-japan.jpg
 でも、春日井でも、かなり欠けます。日食が始まるのは、9:49。一番欠けるのは、11:08で、約79%太陽が隠れます。三日月のような太陽になります。終わりは12:26です。天気がよければ、ぜひ日食を観測したいですね。
http://www.ncsm.city.nagoya.jp/astro/eclipse/solar.html
 ただ、太陽の光はとても強いので、絶対していけないのは、直接肉眼で太陽を見ることです。また、望遠鏡や双眼鏡、下敷き、フィルムの切れ端、すすをつけたガラス板、サングラスなども危険ですので、絶対だめです。
http://www.astronomy2009.jp/ja/webproject/soecl/ng.html
 一番いいのは、太陽観測専用の「日食メガネ」などを使うことです。
http://www.astronomy2009.jp/ja/webproject/soecl/howto.html
(日食メガネについては、こちらへ http://www.astronomy2009.jp/ja/project/solar-p/seg.html)
 また、一番安全で安い方法は、この図のように、厚紙やカードに小さな穴を開けて、その影を見ることです。欠けた太陽の様子が写ります。厚紙と1〜2mくらい離すといいです。また、木漏れ日を見たり、写真を撮ったりするのもいいですよ。同じように欠けた太陽の様子を見ることができます。
http://edu.jaxa.jp/komorebi/
 最後に、もう一度、見てみましょう。皆既日食の終わりの部分です。太陽の光が戻り始めたときを「ダイヤモンドリング」といって、一番きれいだそうです。
 次に日本で皆既日食を見ることができるのは26年後の2035年ですが、2012年5月20日には、次のような金環日食が見られるようです。お楽しみに。
http://uchukan.satsumasendai.jp/event/news/2009eclipse/pics/miyagi0510-1.html』
*紹介した写真は、すべてネット上にあります。それぞれリンクを載せておきましたので、クリックしてご覧下さい。