学校日記

1月19日朝会から

公開日
2009/01/19
更新日
2009/01/19

校長メッセージ

 本日19日(月)は、朝会を行い、かぜやインフルエンザの予防について、次のような話をしました。
「おはようございます。先週は、雪が降ったり、プールや池に氷がはったりとたいへん寒い日が続きましたね。みなさんのからだの調子はどうですか?先週の初めは、インフルエンザで休む人が多く、心配しましたが、みなさんの注意もあり、その後は減ってきました。でも、これからまだまだ心配です。
 今日は、「いのち」の話、かぜやインフルエンザを防ぐための話をします。担任の先生から聞いたり、ほけんだよりを読んだりして知っていることかもしれませんが、かぜ・インフルエンザの予防で特に大切なことは3つです。知っていますね。1つめは、「手洗い・うがい」をしっかりする。2つめは、「換気」をしっかりする。最後は、「せきエチケット」、マスクの着用ですね。
 なぜ、この3つが大切かというと、かぜやインフルエンザになるのは、原因になるウイルスが、口や鼻から入るからで、それを防げばいいからです。
 ところで、「せき」や「くしゃみ」でどのくらいの距離まで、どのくらいの個数のウイルスが飛ばされるか知っていますか?「せき」だと2mに10万個、「くしゃみ」だと3mに200万個のウイルスが飛び出て行くそうです。そのスピードは、新幹線と同じくらいの時速300km。しかも、飛び出たウイルスはすぐには消えず、数時間はただよっています。また、いろいろな所についたウイルスは3時間以上生き続け、しかも、1個のウイルスは、1日で100万個になるほど早く増えていきます。
 これだから、さっきの3つがいかに大切かわかりますよね。マスクをする「せきエチケット」でウイルスを出さないこと。換気をしてウイルスを外に出すこと。手洗いをして、ウイルスが体の中に入るのを防ぐこと。顔を洗うのも効果があるそうですし、うがいは、お茶の方が効果があるそうです。また、ウイルスは、乾燥しているところが好きですので、乾燥しないようにすることも大切です。
 ただ、私たちはウイルスが1個からだの中に入ったからといって、すぐに病気になるわけではありません。きちんと栄養を取り、しっかり寝て体力をつけると、簡単にウイルスに負けなくなります。
 このような予防の習慣をつけておくことは、心配されているおそろしい新型インフルエンザの流行を防ぐためにも大切です。新型インフルエンザは、鳥インフルエンザが変異してヒトからヒトへうつるようになる怖い病気です。もし流行したら、4人に1人はかかり、多くの方がなくなってしまうそうです。90年ほど前にも「スペインかぜ」という新型インフルエンザが世界中で流行し、日本では40万人もの方が、なくなりました。
 ちょっと怖い話をしましたが、今日から「かぜ予防キャンペーン」が始まります。みんなで、うがい・手洗いをがんばり、健康な学校生活が送れるようにしましょう。これで、お話を終わります。」