人権週間
- 公開日
- 2007/12/10
- 更新日
- 2007/12/10
校長メッセージ
国際連合は,昭和23年(1948年)第3回総会で世界人権宣言が採択されたのを記念し、昭和25年(1950年)第5回総会において、世界人権宣言が採択された12月10日を人権デーと定めるとともに、すべての加盟国にこれを記念する行事を実施するよう呼びかけています。法務省と全国人権擁護委員連合会は、世界人権宣言が採択された翌年の昭和24年から毎年12月10日の人権デーを最終日とする1週間を人権週間と定め、人権尊重思想の普及高揚のための啓発活動を全国的に展開しています。
それを受けて、本校でも朝礼で子ども向けに「いじめ」について話をしました。
いじめについて(集会講話)
いじめってどんなことかわかりますか。
相手がいやだなあ、やめてほしいとかと思えばいじめになります。
いじめは絶対いけません。人の心や体を傷つけてはいけません。
殴るけるなどの暴力はもう犯罪ですし、
悪口を落書きしたり、冷やかしたりすることもいじめです。
人それぞれ心も体もまったく同じではありませんから、
同じことを同じようにしても受け取る人によってはいやな思いをすることがあります。
ケーキが大好きな人は多いと思いますが、
嫌いな人においしいから食べろといって無理に食べさせれば、
うれしいどころかつらくて苦しいです。
自分の気持ちだけで行動するとこういうことが起きます。
人の心の中は簡単に見えません。
だからこそ、相手の気持ちを考える、思いやることが大切です。
それから、
いじめにはいじめる人といじめられる人だけでなく、
いじめに参加していないけれど、いじめられている人がいることを知っている人、
近くにいてもまったく気がつかない人がいます。
いじめる人がよくないのはもちろんですが、
いじめを知っている人や友だちがいじめられているのに気がつかない人にも
問題があるかもしれません。
どうすればよいか、まずできることからはじめましょう。
1つ目は、人の嫌がることはしない、いじめはしないこと。
2つ目は、意地悪をされたら、いやだということを相手にはっきり伝えること。
言いにくいときは友だちや先生、周りの大人に相談すること。
3つ目は、外から見ているだけではわからないことが多いのですが、
友だちがつらそうだな、元気がないなと思ったら声をかけてあげること。
自分だけではよくわからないときは、先生や周りの大人に必ず相談してください。
もちろん先生方も皆さんの様子を見守っていますから、安心して相談してください。
学校中のみんなで協力して、西藤小をいじめのない楽しい学校にしましょう。