5年2組 専門家による「算数の授業」を参観して
- 公開日
- 2017/11/28
- 更新日
- 2017/11/28
5年生
11月27日(月)の午後、算数科授業の専門家の先生による5年2組の子どもたちを対象にした「算数の授業」(師範授業)がありました。指導をしてくださったのは、筑波大学附属小学校副校長の田中博史先生です。本校の先生方・保護者の方々、また他校の先生方の見守る中、授業が始まりました。
はじめに先生は、ホワイトボードに「11でわる計算で運だめし!あまり0(ゼロ)になったら大吉」と少しずつ書き加えながら、その意味が子どもたちに伝わったかどうかを、とても丁寧に確認していきました。誰一人おいていかない、全員を連れて行く、という先生のメッセージが子どもたちにしっかり届きます。会場の音楽室全体に引き締まった空気が流れました。
次に列の対抗戦でカード引きゲームが始まりました。カードには、3桁の数字が書いてあり、11で割り切れたら大吉です。列の代表4名が引いたカードは、781、364、286、258です。早速、11で割り切れるかどうかを確認しました。結果は、781と286のチームが大吉!おめでとうございます。
すると、「あれっ?面白い、割り切れる数のときは、真ん中の数が8だ!」ということに子どもは気づきます。先生に導かれるというより、自然に流れるように「気づき」が発生しました。参観していた先生たちは、算数の世界に浸る子どもたちの姿に驚きつつ、いつも間にか自分たちも算数の世界に浸っていました。
今度は、新たな気づきに出会います。百の位と一の位の数の和が、真ん中の十の位になっているということです。そして、本当にそうなっているのか、いろいろな3桁の数字で確かめていきます。「やっぱり、そうだ!」と、子どもたちは、そのきまりをみんなで確かめ合います。先生は、ここでも、誰一人おいていかない、全員を連れて行く、というように、全ての子どもたちに確認をされました。
そして、最後に今日の学びをノートに書き、授業は終わりました。
子どもたちは、先生の投げかけや問いかけに、一生懸命考え、ペアで話し合い、全体で聴き合って考えを共有しました。子どもたちの集中して学ぶ姿、一生懸命考えるときの真剣な表情に、参観していた先生たちは、皆、感心させられました。
また、参観していた先生たちも、専門家の先生から、「全員参加を!」という姿勢、素晴らしい指導技術、数字の世界の楽しさなど、大変多くの学びをいただきました。本当にありがとうございました。
最後に、5年2組のみなさん!
先生達は、みなさんの一生懸命学ぼうとする姿を見て、心の底から嬉しく思いましたよ。本当によく頑張りましたね。