学校日記

きょうは、「円の日」だそうです

公開日
2013/03/04
更新日
2013/03/04

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 明治2年(1869年)のきょう、明治政府は、貨幣を円形として金銀銅の貨幣を鋳造する円貨の制度を定めました。
 日本の貨幣が、円という名称になったのは、なぜでしょうか?
1 江戸時代の通貨が、楕円形、方円、円形などの貨幣形状を、すべて円形に統一することにしたので、円と名付けたという説。
2 江戸時代末期に知識層の間で、金貨の単位の「両」を「円」と呼ぶ習わしがあり、佐久間象山が、勝海舟に宛てた手紙の中に「円」という表現もあり、この呼称を明治政府が採用したという説。
3 中国では、昔、銀は鋳造せず、塊で貨幣として扱われていました。18世紀に入り、スペインから鋳造した銀の貨幣(洋銀)が流入し、その形状から「銀円」と呼ばれていました。それが、そのまま日本にも流入し、日本もこれを真似て通貨単位を「円」と改めたという説。
 諸説いろいろありますが、上記3が、真相と言われています。明治政府が貨幣の形状から「円」と名付けたとする説は、俗説なようです。