世界三大料理のひとつ、中国料理のお話
- 公開日
- 2013/02/26
- 更新日
- 2013/02/26
食育・給食
みなさん、こんにちは。フランス料理、中国料理、トルコ料理を世界三大料理といい、今日はその中の一つ、中国料理のお話です。中国は、みなさんもよく知っているように、とても国土が広いので、同じ国内でも地理的条件や気候的条件が異なります。そのため、地域によって調理方法や味付け、特産品が違い、北京(ぺきん)料理、広東(かんとん)料理、上海(しゃんはい)料理、四川(しせん)料理など、各地に特色ある料理がうまれました。
食材の種類が多く、使い方にむだがありません。鶏(にわとり)なら「肉」だけでなく「皮」や「手羽先」「とさか」「内臓」までふさわしい調理法で持ち味をいかした料理が作られます。広い国内に食材を届けるために、食品の保存方法が発達し、乾燥食材が多くみられ、その材料を生かすための「もどし方」の技術も発達しています。
世界各地の料理や食材を積極的に取り入れていく柔軟性があります。例えば、中国料理といえば思い浮かべる唐辛子が中国に伝わったのは、16世紀のことです。中華なべと玉じゃくし、穴じゃくしがあれば、ほとんどの料理をつくることができ、包丁も中華包丁1本で調理します。
きょうは、今年度最後のシェフの献立です。えびの入った餃子(ぎょうざ)をスープに入れた「えび水(すい)餃子白湯(ぱいたん)スープ」と鶏肉のから揚げに野菜ときのこがたっぷり入ったあんをかけた「中華みそ炒め」です。中国で餃子といえば、水餃子のことで、焼き餃子は中国の一部で食べられているにすぎません。シェフの技術のつまった本格中華料理を味わっていただきましょう。