きょうの給食から スキー汁(じる)
- 公開日
- 2013/01/31
- 更新日
- 2013/02/01
食育・給食
スキー汁(スキーじる)は、新潟県上越市を中心とする上越地方で食べられる汁物料理であり、豚汁の一種です。
新潟県上越市にある金谷山は、明治時代に、オーストリアの軍人が日本に初めてスキー術を伝えた場所として知られています。スキー汁は、新潟県にスキーが伝わったころから親しまれている料理です。
スキーの訓練のときに出された、さつまいもの入った汁が原点で、材料や切り方にもそれぞれに意味があります。大根やにんじんは「短冊切り」にして、スキーの板を表しています。こんにゃくは、スキーのシュプール、豆腐は雪、長ねぎは周囲の木々に見立てる場合もあります。また、今日は豚肉を使っていますが、昔はうさぎの肉を使って作られていたそうです。
上越市では、毎年2月にスキー誕生の地を記念して、祭りが開催されています。会場では、出店もあり、体の温まるスキー汁は、お客さんに好評です。
スキーブームの時代に広まり、町おこしの一つ「上越を代表するB級グルメ」としてPRされています。