学校給食週間 2 (きょうの昼の学校放送原稿から)
- 公開日
- 2013/01/25
- 更新日
- 2013/01/25
食育・給食
学校給食は、明治22年に山形県鶴岡市の私立忠愛小学校で、貧しい家庭の児童を援助するために、昼食を無料で出したのが始まりです。おぼうさんが、お経をとなえ一軒一軒家をまわり、お米やお金をいただき弁当を持ってこれない子どもたちに、昼食を作りました。それは、米飯に漬物などの野菜や魚を添えた食事内容でした。
その後、徐々に学校給食の取り組みは全国へ広がってゆきましたが、第二次世界大戦後に食糧不足によって学校給食は中断されました。
昭和21 年の東京都調査では、「1日に1食しか食べていない児童が42%であった」という結果が残っているほど、食べ物に乏しく、子どもから大人まで栄養不足の状態が続きました。
それから、栄養を改善するための学校給食の必要性が一段と高くなりました。アメリカなどの国々から「小麦」や「缶詰」、ユニセフから「脱脂粉乳」が無料でいただくことができ、ようやく学校給食が再開されました。今では日本全国ほとんどの小学生、中学生に給食が提供されています。
学校給食再開を記念して、1月24日から1週間を「学校給食週間」と定めました。今日は、学校給食の始まりとなった食事を再現した献立です。感謝の気持ちを忘れず、いただきましょう。(写真は「つるおかの給食」のHPから)