きょうは、十五日正月ですね。小正月（こしょうがつ）ともいい、正月15日の行事ですね。１月１日を「大正月（おおしょうがつ）」と呼ぶのに対して、１月15日を「小正月（こしょうがつ）」といいます。女性の正月、女正月ともいいますね。
　大正月には門松を飾りますが、小正月には餅花（もちばな）をなどを飾ります。これは、豊作の予祝の大切の行事でした。そのため「花正月」ともいいます。
　この日には，小豆かゆにもちを入れたものを，すすきのはしで食べました。このかゆの一部を残しておき，「十八粥（かゆ）」とも言って18日にも食べました。この小豆粥は朝14日の「どんどやき」の日に持ち帰ったすすはらいの竹と豆の木を燃やして炊きましたが，すすはらいの竹がポーンと大きな音をたてて燃えると縁起がよいといわれました。
　作物の豊作を祈る行事が多いですね。なりき責めといって，果樹の豊作を祈って木をきずつけ，小豆かゆをぬる地区もありました。この日にすすきを取ってきて，５月の「水口まつリ」に使いました。