学校日記

竹の子物語(竹林と環境問題)

公開日
2012/04/23
更新日
2012/04/23

トピックス

 タケノコ(竹の子,筍)が,八百屋さんに並び始めましたね。そろそろ,旬の季節ですので,土曜日の早朝に,知人宅に堀に出かけました。
 タケノコは朝掘りすることによって,アクによる苦み・渋み・えぐみが,一番少ない状態で収穫できるからなのです。
 本校の周りには竹やぶは見かけられませんが,竹の消費がなくなり,里山に竹やぶが広がる“竹やぶ化”も大きな環境問題ではないかといわれています。生活の変化,プラスチックなどの代替品の出現により竹の利用が減少。いま,放置竹林が環境問題になっているようです。
 古老の方に聞くと,「竹やぶに入る時には今日のような雨の日であれば、雨傘をさして入れるような竹やぶじゃないといけないよと,それぐらいの管理をしなきゃいけないよ」と言われました。
 ですが,もう今は,ほとんどの竹やぶに入ると人が歩くのもようやっとで,とても雨傘などさせない。昔話に,竹取物語のかぐや姫のお話がありますが,今の時代だったら,竹取の翁が竹やぶに入ってもとてもかぐや姫は見つけられないだろうし,斧で切ることもできないだろうというような話もされていました。