学校日記

タンポポの綿ぼうし

公開日
2010/05/06
更新日
2010/05/06

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 急に暑くなり,教室にタンポポの綿ぼうしが飛び込んできています。タンポポは,黄色い花を咲かせ,綿毛のついた種をつくりますね。生命力の強い植物で,50センチ以上もの長い根を持ち,最大で1メートル程度まで伸びる個体も珍しくないそうです。アスファルトのさけ目からも,芽をだしているのを見かけますね。
 タンポポも,大きく分けると日本に生育していた在来種と,近世に海外から持ち込まれた外来種があります。在来種は外来種に比べ,開花時期が春の短い期間に限られ,種の数も少ないそうです。また在来種は概ね茎の高さが外来種に比べ低い為,生育場所がより限定される。夏場でも見られるタンポポはおおむね外来種の西洋タンポポです。
見分け方としては花期にがく片が反り返っているのが外来種(写真)で,反り返っていないのが在来種といわれています。在来種は総苞の大きさや形で区別できる。しかし交雑の結果,単純に外見から判断できない個体が存在することが確認されているそうです。