ハナミズキ(花水木)
- 公開日
- 2010/04/24
- 更新日
- 2010/04/24
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ハナミズキ(花水木) は,4・5月ごろ,4枚の紅または白色の苞(ほう)のある花を開き,実は赤く熟します。葉が出る前に,枝先に,上向きで平らな4弁花のように見える白(または,赤)の総苞片(そうほうへん)をつけるミズキ科ヤマボウシ属の耐寒性落葉樹です。
花のように見えているものは総苞(そうほう)で,本当の花は花の中心部にある黄緑色のかたまりにあります。本来の花は小さく,開花しても0.5cm程の黄緑色の4弁花を咲かせます。
北アメリカの原産の樹木で,明治45年(1912)に,昔,東京市(東京がまだ市だったころ)の市長さんが,友好の証としてアメリカのワシントン市に桜を贈りました。そのお返しにアメリカからハナミズキが贈られました。こうしてハナミズキが日本にやってきました。
昔の人はハナミズキがヤマボウシに似ていると思ったので,アメリカから来たヤマボウシとして「アメリカヤマボウシ」と呼んでいたそうです。その後,アメリカハナミズキとも呼ばれるようになりました。ハナミズキをアメリカハナミズキと言う理由です。
山王小学校の理科室の前にも植えられていますよ。