雪の積もる地域では、雪が徐々にとけ出しているころですね。
　つぎの“雪”のつく言葉の中で、春の季語でないのはどれでしょうか　？
斑雪（はだれ）　雪しろ　雪渓（せっけい）

　正解は、雪渓です。雪渓は、山の谷間に夏までとけずに残っている雪のことですので、夏の季語になるそうです。
　斑雪は、斑（はだれ：うっすら）に残っている山の雪のことで、雪しろは、雪がとけて川に流れ出す水のことを言います。『斑雪』と『雪しろ』は、雪どけの様子、つまり“春”です。さらに、雪しろで、川や海が濁ったものを『雪濁り（ゆきにごり）』とも言ったりするようですよ。