学校日記

きょうは、ひなまつりですね

公開日
2014/03/03
更新日
2014/03/03

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 いまは、3月3日は、女の子の「ひなまつり」ですが、本来は、旧暦(1か月遅れ)で行われ、桃の花の咲くころのものでした。もともと、農耕(のうこう)の開始をひかえての祭りで、男女の区別はなかったようです。
 春3月の始めごろ、農耕の開始にそなえて「けがれ」を落とす必要がありました。そのけがれを、人形に託して肌にすりつけ、息を吹きかけて、水に流すというものでした。その「形代(かたしろ)」としての人形が、今日のひな人形のおこりと考えらています。
 昭和40年ごろまで、ひなまつりが終わると古い人形などを、川に流す風習がみられましたが、そのなごりでしょう。
 もともと、わら、草、紙、布ぎれなど粗末(そまつ)なものでした。ひなだんをつくって、アサリのくしざし・ツボどんとワケギのみそあえ・ひしもち・あられなどを供え、ももの花もたてました。ツボは水田に取りにいったそうです。また、「おこしもの」といって、米の粉を湯でといたものを亀や鶴などの木枠(きわく)におしつけ、そのあとせいろで蒸あげてつくり、ひなかざりに供えました。
 「ひなあられ」は、桃色・緑・黄色・白の4色のもが多いですが、これは四季を表しており、1年を通しての幸せを祈っているという説もあります。