海藻(かいそう)のお話
- 公開日
- 2014/02/25
- 更新日
- 2014/02/25
食育・給食
日本は、四方を海に囲まれた島国で、大昔から海藻が食べられてきました。青のり、昆布、わかめ、ひじき、天草など、日本ほどいろいろな種類の海藻を食べている国はありません。海藻に豊富に含まれる無機質やビタミン、食物繊維などの効用を、昔の人々も経験として知っていたようです。また、神様へのお供え物や肥料としても大切にされてきました。生で食べる他、乾燥すると長持ちするため、年中食べることができます。
海藻は、光合成をする「海の植物」です。海水中に溶けこんでいる二酸化炭素や水、無機質などを葉っぱから吸収し、海に射し込む太陽の光エネルギーを使って、ブドウ糖をつくります。そして、ブドウ糖から食物繊維やビタミンなど、海藻が生きるために必要な成分がつくられます。だから、海藻は栄養満点なんですね。
きょうの給食に入っている海藻は、ひじきです。卵と豚肉のそぼろと一緒に炒めました。ごはんにかけて、残さず食べましょう。
(きのうの昼の学校放送原稿から)