きょうは、「真白き富士の嶺の日」です
- 公開日
- 2014/01/23
- 更新日
- 2014/01/23
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明治43年(1910)1月23日、神奈川県の逗子開成中学のボート部の生徒12人の乗ったボートが七里ヶ浜で遭難し、全員溺死しました。遺体捜索には、5日もかかったそうです。 この事件は、当時、社会的事件として新聞で大々的に扱われました。2月6日同校校庭で、大追弔会が開かれ、12人の霊を弔いました。
式後、この悲報に接した姉妹校・鎌倉高女の三角錫子(みすみすずこ)先生が作詞した「真白き富士の根 緑の江ノ島」を、先生自身がオルガンを弾き、鎌倉高女生が合唱しました、その後、全国で愛唱されるようになりました。
「真白き富士の根」
真白き富士の根 緑の江の島
仰ぎ見るも 今は涙
帰らぬ十二の 雄々しきみたまに
捧げまつる 胸と心
ボートは沈みぬ 千尋(ちひろ)の海原(うなばら)
風も浪も 小(ち)さき腕に
力もつきはて 呼ぶ名は父母
恨は深し 七里が浜辺 (この歌は、6番まで続きます)
なお、明治35年(1902)、八甲田山へ雪中行軍中に、兵士199名がなくなった、八甲田山の日でもあります。