学校日記

『にんじんごはん』のお話

公開日
2013/12/17
更新日
2013/12/17

食育・給食

 みなさんこんにちは。きょうは、にんじんのお話をします。
 にんじんは、きれいなオレンジ色をしていますが、もともとのにんじんは、むらさき色だったようです。にんじんには東洋種と西洋種の2種類があります。東洋種は赤色、白色、黄色、むらさき色などカラフルで細長いのが特徴です。西洋種は根が短いのが特徴で、一年中作られています。食べやすくなるように研究され、現在のにんじんは、みずみずしく、甘く、にんじん独特のにおいのないものに変化してきました。
 にんじんには、カロテンという栄養素がたくさんあります。カロテンは、油といっしょに食べると体の中でビタミンAに変わります。ビタミンAは、目やひふを丈夫にしたり、鼻やのどのねんまくを強くしたりして、病気にかかりにくくしてくれる働きがあります。
 きょうの「にんじんごはん」は、春日井市内でとれた「八事五寸にんじん」というにんじんを使っています。八事五寸にんじんは、今から90年ほど前から名古屋市の八事で作られたのが始まりで、愛知の伝統野菜の一つです。8月下旬に種まきをし、大きく育つように肥料や水やりをして育てたにんじんです。長さは5寸、約15センチメートルで、味はいつも食べているにんじんと比べるとあまみが強く、色が濃いです。私たちの町、春日井市で育った八事五寸にんじんを、味わって食べてください。
(きのうの昼の学校放送原稿から)