梨のお話
- 公開日
- 2013/10/10
- 更新日
- 2013/10/10
食育・給食
みなさんこんにちは。今日は、梨のお話をします。
梨は、春に桜に似た白い花を咲かせ、夏から秋にかけて実を収穫します。日本人になじみの深い果物で、秋の季語に使われています。梨は、弥生時代に中国から日本に伝わったと言われています。明治時代になってから、今私たちが食べているような甘い品種が発見され、今でも多くの人に食べられています。
給食の梨のように、日本で古くから育てられている梨は「和梨」と呼ばれていて、ラ・フランスなどの「洋ナシ」と区別しています。現在、最も多く出荷している生産地は、千葉県です。愛知県内では、豊橋市や豊田市で多く栽培されています。
梨は88%が水分です。皮の表面がざらざらした部分はコルク質で、水分の逃げにくい構造をしています。果肉には、石細胞といって固い細胞壁を持っています。そのため梨には、独特の「しゃりしゃり」とした食感があります。今が旬の梨を味わいましょう。