きょうは、藤ノ木古墳記念日です
- 公開日
- 2013/09/25
- 更新日
- 2013/09/25
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昭和60年(1985)、奈良県斑鳩町の藤ノ木古墳の石室等が発堀されました。
藤ノ木古墳は、直径約48m、高さ約9mの円墳で、古墳時代後期の6世紀後半に作られたものと考えられています。
昭和60年に第1次調査、昭和63年6月に、国内の発掘調査史上初めてファイバースコープを使った石棺の内部調査が行われ、その年の10月8日に1400年ぶりに石棺の蓋が開かれました。未盗掘で埋葬当時の姿がほぼそのまま残っており、当時の埋葬儀礼を解明する上で貴重な資料を提供しました。
計5回の発掘調査が実施され、平成3年11月16日には、国史跡の指定も受けています。現在、藤ノ木古墳の整備工事が完了し、墳丘表面にコグマザサを植え、周辺には、解説板やベンチが設置されるなど一新しました。石室内に入ることはできませんが、石室入口に設置された鉄扉のガラス窓越しに、石室内の様子や、玄室の石棺(実物)を見ることができます。