うなぎのお話
- 公開日
- 2013/07/24
- 更新日
- 2013/07/24
食育・給食
夏になると、うなぎ屋さんから、ただよってくる、おいしそうな、しょうゆダレの香りに、食欲をそそられますね。日本では“土用の丑(うし)の日”に、うなぎを食べる習慣があります。“土用の丑の日”は毎年変わり、今年は7月21日でしたね。
ところでなぜ、“土用の丑の日”にうなぎを食べるのでしょう。
それは、江戸時代にうなぎ屋が、うなぎを売るために、物知りの“平賀源内(ひらがげんない)”という人のところに相談に行ったのがきっかけだという説が有力のようです。
源内は、「丑の日に『う』の字がつく物を食べると夏負けしない」という昔からの言い伝えをヒントに、うなぎ屋の店の前に、「本日丑の日、うなぎの日」とはるように勧めました。すると、物知りとして有名な源内の言うことなら、ということで、そのうなぎ屋はとてもはんじょうしたそうです。その後、他のうなぎ屋もまねをするようになり、“土用の丑の日”にうなぎを食べる習慣ができたといわれています。うなぎには、暑い夏を元気に過ごすための栄養がたっぷり入っています。
(肖像画は、平賀源内記念館のHPにあります)http://ew.sanuki.ne.jp/gennai/