お天王まつり
- 公開日
- 2013/07/15
- 更新日
- 2013/07/16
トピックス
尾張地方には、昔から「お天王祭り」が盛んです。春日井市内にも村々、島々に天王社、津島社があり、「天王祭り」「祇園祭り」「津島祭り」が行われてきました。尾張の夏祭りの代表で、疫病除け祈願の祭りです。祭神は「お天王さま」であり「スサノヲノミコト」です。
文献によると,貞観(じょうがん)11年(869年)、清和天皇の時代に疫病が大流行したとき、これを鎮めるための祇園祭がお天王祭りの初めとされています。
祇園の本社・京都の八坂神社では、牛頭(ごず)天王が祀られて,御霊祭が催されたといわれています。
春日井地方でも、牛頭天王を祀る社が多くなり、津島の天王社はその代表的なものといわれ、祇園祭を天王祭に吸収して行うようになりました。
津島神社の祭礼には各地より代参でお札を受け、村ごとにお祭りを行うのが通例となりました。ちょうど田植の終わった旧暦の6月に入ると、村ごとに祭りの日や内容は多少異なりますが、辻天王(つじてんのう)を清掃して、青竹にしめ縄を張り、神酒や果物等を供え、お神楽を奉納して、提灯祭りを行ってきました。