「一つの花」 国語の学習から
- 公開日
- 2013/06/26
- 更新日
- 2013/06/26
第4学年
今西 祐行(いまにし すけゆき)さんの作品で、国語の教科書に「ひとつだけ、ひとつだけちょうだい」と言う女の子(ゆみ子)が出てきます。
物が不足している戦時中、育ちざかりのゆみ子がおやつやごはんを欲しがる度に、お母さんが「じゃあひとつだけね」と、自分のお皿からひとつだけくれていました。それで、ゆみ子は「ひとつだけ」というお母さんの口ぐせを覚えました。
戦争が激しくなって、あまり丈夫でないゆみ子のお父さんも戦争に出征しなければいけない日が来ます。
お母さんは乏しい食料の中から、貴重なお米でおにぎりを作ります。お父さんを送って駅まで行く道すがら、ゆみ子はいつものように「ひとつだけ」「ひとつだけ」と言って、おにぎりを食べます・・・。