<校長室の窓> 健康管理について
- 公開日
- 2018/12/03
- 更新日
- 2018/12/03
保健室から
保護者の皆様へ
本日の集会の校長講話の後、「健康管理」について、
生徒に、次の2つの話をしましたので、
ご家庭で話題にしていただけたら幸いです。
<制服について>
皆さんに、制服のことについてお話します。
今年度、冬服への「移行期間」をなくしました。
生徒によって体感温度が違うことや、
自分の健康管理は、
「自分で考え、自分で選択し、自分で実行してほしい!」
と考えたからです。(自主性を育てたいと考えたからです。)
今も、夏服を着ている人がたくさんいます。
私が認めたことですから、校則上は、何ら問題はありません。
昔から「薄着は健康に良い」と言われます。
それを実践しているのだと、私は理解しています。
私は、去年まで小学校にいましたが、寒い2月でも、
半袖・半ズボンの小学生は、たくさんいました。
ただ、次の2つは守ってほしいと思います。
■こんな人はいないと思いますが、
いつまで夏服で耐えられるかという競争をしている人がいたとしたら、
それは、「本末転倒」「愚の骨頂」です。
意味のない競争は、やめてください。
■おうちの人から「もう冬服にしなさい」と言われたら、
その言葉に、しっかりと耳を傾けてください。
おうちの人は、いつも、どんな時でも、
皆さんの健康を心配されてみえます。
<インフルエンザ予防接種について>
インフルエンザの予防接種について、
私の考えを皆さんに伝えたいと思います。
インフルエンザの予防接種をしても、
インフルエンザに罹ることはあります。
ただ、予防接種をしておくと、重症にならないと、
一般的に言われています。
■インフルエンザに罹ると、多くの場合、高熱が出て、
自分が「苦しい思い」をします。
■インフルエンザに罹ると、
クラスの友達に感染する可能性があります。
■もし「学級閉鎖」になれば、
きちんと健康管理をしている友達が、授業を受けられなくなります。
■3年生が、入試の時にインフルエンザに罹ると、
これまでの苦労が「水の泡」になっていまいます。
インフルエンザ予防接種は、
概ね3,500円ほどの費用がかかりますが、
安心料と思えば、安いものです。
病気に罹るか罹らないかも「実力のうち」なのです。
■インフルエンザ予防接種は、お金がかかります。
また、体質や副作用などの関係で、
予防接種を受けないほうがよい人もいます。
ですから、学校が「絶対に予防接種を受けなさい!」と、
「強制」できるものではありません。
しかし、インフルエンザ予防接種を受けることは、
クラスの皆が、健康で正しく学校生活を送る上で、
必ず「大きなプラス」になると考えています。
ですから、「強制」はできませんが、「推奨」をしています。
生徒に話した内容は、以上です。
保護者の方に、私が生徒に話した目的を正しくご理解いただくために、
若干の「つけたし」もあります。
繰り返しになりますが、
インフルエンザは、誰でもいつでも罹る可能性があります。
ウィルスは、人を選びません。
私自身、インフルエンザの予防接種をしましたが、
インフルエンザに罹る可能性は十分にあります。
また、体が疲れていたりすると、抵抗力・免疫力が落ちて、
インフルエンザに罹りやすい状況になることも考えられます。
ですから、最初にインフルエンザに罹った生徒が、
周りから責められることは、絶対にあってはなりません!
ただ、
「なるべく罹らないように努力すること」
「リスクをなるべく減らすこと」
は、とても大切なことだと考えています。
「自分の健康は自分で守る!」
「自分の健康管理の方法は自分で考えて実行する!」
南中生には、そういう生徒になってほしいと願っております。
また、ご家庭におかれましては、
「うがい」「手洗い」「予防のためのマスク」
「十分な睡眠」「十分な栄養」「規則正しい生活」
などを、ご指導いただけたら、幸甚です。 校長 堤 泰喜
※なお、インフルエンザについての厚生労働省のサイトは、
ココをクリックしてください。