学校日記

2学期終業式 式辞

公開日
2019/12/23
更新日
2019/12/23

校長メッセージ

令和元年度2学期終業式 式辞  R1.12.23

2学期の終業式にあたり、高中生の皆さんと3つ共有しましょう。

1つめ、2学期を振り返りましょう。

「実践の2学期」「実り+(プラス)の2学期」についてです。「方法を学び整える1学期」
で確認し合ったり、身につけてきたりした進め方や活動・練習の仕方で、見通しを持ったり、工夫しながら、スピードや回転数をあげることで、量を増やし、質も高めていく、それが実践の2学期、実り+(プラス)の2学期でしたね。

スライドを見ながら振り返りましょう。
体育大会や高森祭では、限られた練習の場面でよいものとするために、みんなで工夫して、そして力を合わせながら何度も繰り返して練習して積み上げていく、質をよくしていく姿がたくさんありました。
日常の活動はもちろんのこと、部活動や委員会、その他の活動でも、基礎や基本を繰り返すことで、揺るぎない土台をつくり、その上でできるようになったことを大会や練習試合、発表の機会に表現・発揮するなどをしながら、自分たちにできることを増やしたり、中身・質をよくしたりして取り組むことができたのではないでしょうか。
そして、一番大事で一番時間をかけて取り組んだ授業。教科担任の先生と高中生の皆さんとで、真剣かつ、充実した授業の場となるよう、いつもと同じように「こういう学習をするんだ」という見通しをもって、集中して、しっかり繰り返し練習して、意見や考えを互いに伝え合いながらつなげて考えるなど、毎日、毎時間、充実した学習をする様子、姿に溢れていました。学習・勉強は、自分のことでもあり、みんなのことでもある。だから、学習や勉強から逃げないで、ねばり強く取り組むことが大切でしたね。

1年生は、室長さんを中心に、学年をよくしていこうという取組に様々チャレンジ・挑戦してくれました。頼もしくなりましたね。
2年生は、2学期後半から3年生のから引き継ぎ、みんなでまとまって学校全体をよくするために取り組んでくれました。そして、2年生の皆さんの友達や仲間を大切にしていく様子がたくさんありました。もてるポテンシャルを今後も益々発揮してしてください。
3年生は、2学期も学校のリーダー・見本として本当によくばんがってくれました。後半はそれぞれ自分の進路と正面から向かい合い、本当にねばり強く取り組んできたのでないでしょうか。進路は団体戦です。最後の一人まで一緒に取り組む、そんな姿勢で今後も取り組んでいきましょう。

このように2学期の多くの場面で、実践、実り+(プラス)の様子がたくさん見られました。しかし、上手くいかないこともあったはずです。ごく当たり前のことです。気持ちを上手く表現できなかったり、くよくよ後悔したり、思い悩んだりしたこともあったでしょう。でも、投げ出さないで、決して諦めないで、小さな目標や困難をいくつも乗り越えながら実践、実行してきて、今日に至っているはずです。
このように皆さんが実際に行動して積み重ねてきたことそのものが実りであり、その中身・質の高まりが+(プラス)なのです。でも、それは一人で自然にできたのではありません。まわりのみんなと一緒に、よいものにしようと取り組んできたからこその、実り+(プラス)ですね。
この2学期の実践、そして実り+をこれからにつなげていきましょう。

そのための2つめです。1年間という流れ、大きさでとらえて考えましょう。

2学期は、実践の2学期、実り+(プラス)の2学期でした。方法を学び整える1学期があってのことです。3学期は「まとめと準備の3学期」です。この2学期の実践と実り+(プラス)をもとに、次のステージ・舞台にしっかり備える、準備をするということです。つまり、よかったことをさらによくする、そして、見直すべきは見直をして、次を見定めて準備をする、3学期はそんな学期です。もちろん「凡事徹底+(プラス)」「チーム高森台中」、「自分に挑戦」ついても、本年度を貫くものとして、3学期も引き継いでいきます。

一方で、新しい時代となったこの令和元年も残り10日ほどとなりました。1年の切り替わりの大きな節目である、この2学期末、令和元年の終わりに、何ができるようになったのか、何がよかったのか、何ができなかったのか、何がよくなかったのかなど、しっかり自分を見つめましょう。そして、それらをもとに、これからどうするのかについて、まずは大きな目標を、そしてそこにたどり着くための小さな目標と方法はどうするのかなどを、じっくり考えてみる、つまり、自分への挑戦の仕方をしっかり思い描く、そんな年末・年始としていきましょう。

最後3つめです。とにかく健康・安全です。命が一番大事です。

健康・安全には充分留意して、高中の全員が、笑顔で新年、3学期を迎えられることを強く期待しています。
充実したよい冬休みの日々にしてください。