学校日記

10月15日 集会

公開日
2018/10/15
更新日
2018/10/15

校長メッセージ

10月15 集会

体育大会から2週間が経過し10月半ば。校内では合唱曲が歌声が響き渡る毎日で、まさに実践・実り+(プラス)の2学期ですね。
そのような中、先ほど表彰伝達があったように、運動部は新人戦という大きな節目を終えました。きっと自分たちの課題や目標を見直しているタイミングなのではないでしょうか。
テニス女子の団体戦で1試合目を戦い終えた2人の選手が同じ言葉を繰り返していました。
「あきらめないって、大事だよね」
大会でのそれぞれの種目でいろいろなシーン思い出されますが、特にこの場面が強く印象に残っています。
対戦相手ペアとのラリーで、互いにあきらめないで最後までやり切った。その結果、高中ペアの勝利に結びついた、という場面でのシーンです。
この女子ペアの結果は勝利でしたが、他の種目・競技でも、大きな点差があっても、決して投げ出すことなく、互いに励まし合い、最後まであきらめないでやり遂げている場面は、とても多くありました。全部勝ち抜くというのは、ほんの一握り。当然のことですが、勝利と同じだけ負けもあります。やはり大事で価値があるのは「やり抜く」ということは、ここにいる全ての皆さんで共感できるところだと思います。
そこで、このやり抜くこと、このあきらめない・やり抜く力について、あらためて共有・確認し合いましょう。学年スローガンにもこの言葉が含まれている1年生の皆さんにはこの機会に、3年生、2年生の皆さんにとっては、ほぼ昨年度の復習になりますが、是非、そのときの自分と今の自分と比べてみてください。

ある研究では、
「やり抜く力」=「情熱」×「ねばり強さ」
で表すことができるとされています。
「情熱」は夢中になるほどの「強い気持ち」と言い換えてもよいかもしれません。
そして、ねばり強さは、「努力の積み重ね」と言い換えてもよいかもしれません。
自分の大好きなことについて、「もっともっと上手くなりたい」という情熱・強い気持ちに、ねばり強く、日々練習の繰り返し、努力の積み重ねをかけ算することで、あきらめない・でやり抜く力になり、それが目標としていることの達成につながる、成果に結びつくということです。

この式から分かると思いますが、かけ算なので、情熱・強い気持ちがあっても、ねばり強さ・努力積み重ねがゼロなら、やり抜く力もやはりゼロです。その逆も同じです。ただし、やり抜く力を強く大きくするには、「ねばり強さ」・努力の積み重ねの部分、すなわち実際の行動の積み重ね、継続して実行するという部分をこそ、大きくしていくこと大事であるということなのです。

この「ねばり強さ」、努力を積み重ねる方法を身に付けるにはコツにはいくつかありますが、3つに絞って再確認です。

(1) 毎日のように、同じ時間、同じ場所で繰り返して習慣にする
(2) 時間の長さよりも、集中した質の高い方法で、明日もやる
(3) 上手くいかない、思い通りにいかないのはごく自然なこと。そんなときにこそ、考え方や方法を見直す、まわりの人の助けを得ながら、そして、一緒に取り組む仲間と一緒に少しずつでもよくしていく

あきらめない、やり抜くと同じ意味合いで「七転び八起き」という、聞き慣れたことわざもあります。

高中生の皆さんには、いつもお話ししている「凡事徹底+(プラス)」と、「チーム高森台中」、そして「自分に挑戦」のキーワードのもと、強い意志と、ねばり強く、あきらめないで自ら努力を積み重ねるという行動で、日々高め合うことを強く期待しています。さらに充実した実践、実り+の2学期としていきましょう。以上でお話を終わります。