学校日記

1学期終業式 式辞

公開日
2018/07/20
更新日
2018/07/20

校長メッセージ

1学期終業式 式辞      H30.7.20

はじめに夏の大会・発表会などの表彰伝達からです。

高中の仲間の頑張り、優勝や入賞の知らせは、みんなの励みになりますね。私も各会場で、皆さんがねばり強く最後まで諦めずに取り組む様子を拝見しました。下の学年の皆さんの中には、先輩の頑張る姿から、あらためて自分のやる気につなげた人もいることでしょう。素晴らしい姿勢と行動は、ちゃんと受け継がれていきますね。とても大切なことだと思います。勝ち上がった皆さん、そしてこの後も発表などを控えている皆さんは、今後も大いに力を発揮して頑張ってください。一方で頑張ったけれど、負けてしまった、上手くいかなかったという皆さんもいますね。でも、どの部活動も共通しているのは、ここまで努力を積み重ねてきたということです。そこに一番の価値があると私は信じています。共通の目標に向かって、励まし合い、時にはぶつかり合ったこともあったでしょう。互いの努力で高め合ってきたことがまず一番素晴らしい。負けて、上手くいかなかったことで学んだことも沢山あったと思います。今後に活かしていきましょう。
                  
さて、平成30年度の1学期が本日で終了します。
これまでに繰り返してお話ししてきたことをもとに全体で振り返りましょう。
1年を通して
「チーム高森台中」
「凡事徹底+(プラス)」
「自分に挑戦」
そして、1学期は「方法を学び、整える1学期」
が合い言葉でした。
皆さん、どうだったでしょうか。今年度の4月、それぞれ入学、進級したときと比べて考えてみてください。
授業を中心に、スライドのような様子がありました。
集中して取り組む姿
話を少しも聞きもらさないというな姿
仲間と真剣に考えを伝え合う姿
ロッカーや靴箱、掃除道具がいつも整頓されている様子
友だちをコートの外から励ましコーチングする様子
いつも黙々と掃除に取り組む、お尻をあげて雑巾がけする姿 
とことんきれいにやり遂げようとする姿
等々、素晴らしい様子がたくさんありました。

このように、全校では、みんなで、チームや当たり前を大切にすること、その中でも自分を大事にして高めることを意識した「整える1学期」としてくれたと思います。

次に各学年です。
1年生は、「明るく元気にあいさつ!何事にもあきらめない、我ら赤学年!」という学年スローガンのもと、本当によく挨拶ができ、当たり前になってきましたね。チーム高森台中の一員として、とてもよい顔つきになってきました。これからもみんなでスクラム組んでがんばりましょう。
2年生は、「日進月歩〜温かい仲間とともに〜」のもと、まさに、野外学習をはじめ、様々な場面で、いつも仲間を大事にして、みんなのために積極的に取り組む姿をたくさん見ることができました。とても頼もしく感じています。学年としても、そして一人一人でも、大きな「志」=目標に向かって、これからもよろしくお願いします。
そして、3年生は、チーム高森台のリーダーとして、2年生・1年生の見本となる真剣でやる気のある姿を「いつも」示してくれました。この「いつも」ということが凄いことです。簡単なことではありません。本当にありがとう。「一期一会」としてその時々を大切にして「最善を尽くそう」という姿勢と行動で、今後も是非よろしくお願いします。

どの学年も、「整える1学期」として、充実した1学期とすることができたと思います。高森台中全体が、チームとして、凡事徹底+をもとに、その質や内容がじわじわ高まっていることをほんとうに頼もしく受けとめています。整えた後の2学期は、思う存分、実行する2学期、豊かで実り多き2学期としていきましょう。

さて、明日から夏休みに入ります。充実した夏休みに、そして2学期以降に夏休みの日々をつなげて活かすために、高中全員で2つのことを共有しましょう。

1つ目、
「よい習慣が人をつくる」ということです。
習慣とは、「長い間繰り返し行われていて,そうすることが決まりのようになっている事柄。また,繰り返し行うこと」です。その習慣の中でも、よい習慣は、その人の人格を素晴らしいものとする大きな力になります。
例えば、毎朝少し早起きをして1時間集中して読書をする、毎日必ずノート1ページ分の漢字と単語の練習をする、新聞のコラム毎日声に出して読んで、書き直してみる。毎日縄跳びで5分間連続跳びを行い、その回数を記録する、などです。40日後は、確実に力になっているはずです。ある研究によれば、3週間続けられればもう既に習慣になっていて、さらに続けることはそれほどたいへんにはならないとされています。ただし、その逆もあります。悪い習慣は人をだらけさせます。決まった時間に起きない・寝ないで、だらだら過ごす。ゲームやスマホなどを制限なく行ってしまう。どんな感じになるのか、簡単に想像できますね。また、自分にとって高すぎる目標や無理な目標では長続きしません。半歩先の目標が大切です。ちょっと努力が必要で、地道に続けられることを決め、取り組んでみましょう。やり切ったあとには、心地よい達成感とともに、さらに続けていく自分への自信がわいてきます。そんなよい習慣を続けた後のみなさんと出会う2学期をとても楽しみにしています。

2つ目、
健康・安全についてです。
「何よりも命が大切」ということです。当たり前の中の一番の当たり前です。
皆さん、一人一人は誰もがかけがえのない一人です。何か大きく困ったことや深く悩むようなことがあったときには、一人で抱え込ますに誰でもよいので相談してください。
健康・安全が最優先です。充分に気をつけて過ごしてください。

高中生の皆さんと笑顔で2学期の始業式に会えることを楽しみにしています。

以上で、式辞とします。