地域講演会 校長挨拶
- 公開日
- 2017/11/14
- 更新日
- 2017/11/14
校長メッセージ
地域講演会 挨拶
本日は、ご多用な中、保護者並びに地域の皆様に多数ご参加頂き、誠にありがとうございました。日頃は、本校の教育活動に過分なるご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
格別、先日11月8日の学習指導研究発表会では、運営面でたいへんお世話になりました。遅くなりましたが、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。春日井市長・伊藤太様をはじめ、教育関係者を中心に約400名の参会者を得て、高中生の様子、そして授業を観ていただきました。多くの方より高中生が集中してしっかり授業、学習に向き合っていること、そして本校の取組について、そのよさを評価していただきました。これからも、凡事徹底+、チーム高森台中で取り組んでいきます。
さて、地域講演会も5年目を迎えます。この地域講演会は、日頃、お世話になっている、地域の皆さま、保護者の方々と、高中生、そして教職員が一同に会して、今日的な教育課題を共有し、研鑽を深める場として位置づけられ、また一方では、「開かれた学校・地域と共にあゆむ学校」として、家庭・地域と連携しながら、地域に愛され、地域の中の学校として、教育を推進していくための大事な事業となっています。
初年度より命や生き方に関するテーマで実施し、昨年度は、「障害者スポーツを通して学ぶいのちの大切さ」について、パラリンピックに関わっていらっしゃる鳥居昭久さん・伊藤則子さんよりお話しなどをして頂たことを、2・3年生の皆さんは覚えていると思います。
本年度は創立40周年の節目として、今一度基本に立ち返り、母校である高森台中や、この地域に目をむけて「高蔵寺ニュータウン・高森台中の歴史を振り返るとともに、これからの取組を学び、輝く未来を創造しよう」をテーマに、市役所のニュータウン創生課のお力添えを得ながら実施することとしました。
ところで、高中生の皆さん このスライドを見てください。先日、高森祭の後の集会でみんなで見ましたね。あるクラスではこの画像を印刷して貼ってありますね。今日の内容とつなげて考えてみましょう。2つのことからです。
1つめは「どんぐり作戦」です。聞いたことがある人もいると思います。
このニュータウンは、高森台は、緑がいっぱいなのが特徴です。学校の横では、リスも見かけますよね。高森山はとても豊かです。でも以前は、隣の瀬戸市が窯業が盛んで、木がいっぱい伐採されて、山火事も幾度かあって、まるはげ状態だったそうです。
それを1972年 今から45年ほど前、地元小学校の校長先生がリーダーとなって、児童も大人も一緒になって、スコップ片手に、次々にどんぐりを植えたそうです。
それがドングリ作戦。地域の多くの方も参加して、一緒に汗を流して、という活動が、何年か続いたそうです。そのおかげで立派な森、高森山となった。素晴らしいですよね。凄いことです。
さて、では、もう一つです。
高中は40周年の節目を迎えています。後ほど40年のあゆみをみんなで振り返りますが、この40年変わっていないもの、これからも変わらないものについてです。体育大会の時に杉浦先生から話してもらいましたね。覚えていますね。そうです「校歌」です。今日も後ほどみんなで歌いますね。
同じように40年変わっていないもの、これからもかわらないものが、他にもあることを気付いている人もいると思います。そうです、その一つが「校章」です。
毎日「高森ライフ」で目にしているので、みんな知っていると思いますが、あらためて「校章」について確認しましょう。
・全体を亀甲紋で表現。縁起がよい・めでたい形です。
・上段の「へ」型は高森山を象徴。
・下段の図形はTAKAMORIの「T」をデザインしたもの。
・図形全体は「緑の大樹」「緑の矢」を表わし、本校に学ぶ生徒の限りなき、向上心と豊かな未来を祈念している。
・一つ一つの形は「学びの精神」「友情」「自然」を象徴し、愛情豊かな人格形成への期待がこめられている。
・色はスクールカラーのグリーンの中に純白の「中」を配し気品を高めた。
創立当時の強い願いが今でも伝わってきますね。とても素晴らしい校章だと私は受けとめています。きっと、みなさんもそうだと思います。
先ほどの「高中愛・高森愛」と今日の内容とつなげて考えてみましょう。40年目の今、この高森台中で学ぶ皆さんにとって、今もこれからも高森台中は母校です。それは、同じこの地域、この校区、この学校で学んだ人として、先輩たちと同じように、強く、そして深い愛情、愛着を感じていくのではないでしょうか。
愛、愛情と表現しましたが、それは優しいだけではありませんよね。時には厳しい、時には大きな壁、試練として乗り越えなくてはならない、立ち向かっていかなければならない愛、愛情もあります。だから、ずっとその人、そのもの、そのつながりを大事にするのだと思いますが、皆さんはどうでしょうか。今日は、そんなことにも、思いを巡らせてみてほしいと思います。
では、本日お世話になります、講師の方をご紹介します。
春日井市役所、ニュータウン創生課主査・村上さんです。ニュータウン創生課は春日井市にしかありません。3年前に市役所にできたのですが、村上さんは2年前よりそこでお仕事をされています。最近では、高蔵寺ニュータウンが舞台になった映画「人生フルーツ」、ご覧になった方も多いと思いますが、その事業や、高蔵寺リ・ニュータウン計画で、以前の藤山台東小学校を高蔵寺まなびと交流センターに整えていくことに関わるお仕事など、この地域に関わるお仕事をされています。きっと高蔵寺ニュータウンのこれまでと、今、そして、これからをわかりやすくお話しして頂けると、とても期待しています。どうぞ、よろしくお願いいたします。
最後になります。毎回、地域講演会の折には、伝えていることですが、高中生の皆さんには、この地域講演会を通して、今一度、じっくり自分自身を見つめる、そして、自分のまわり(まわりの中身は学校、地域だけでなく、そこにかかわる人も含まれます)に目を向け考えてみる機会にしてもらうことができればと願っています。
以上でお話しを終わります。よろしくお願いいたします。