学校日記

始業式 式辞

公開日
2008/09/01
更新日
2008/09/01

校長室より

  それぞれの充実した夏休みが終わり、今日から二学期が始まります。夏休み中には、各種大会や発表会などに学校代表として多くの皆さんが参加し、それぞれ成果をあげてくれました。また、それが終わって次の目標に向けて一・二年生を中心として、暑い中、一生懸命部活動の練習に参加した人も多かったと思います。そのほかにも、三年生の人たちは、自分の進路を考え、学習面でも多くの人が努力したことだと思います。常に目標を持って努力することはとても大切なことです。こういう経験はこれから先の皆さんの人生にとってとても意味のあることです。
 さて二学期は落ち着いて学習に専念する時期であると同時に、体育大会、部活合同練習会、文化祭などの行事もあります。これらの行事は、クラスや部活の仲間、学年を超えた全校の仲間で協力しないとできないことばかりです。一学期よりもさらに充実した学校生活が送れるように全力を尽くしましょう 。学校には、信頼できる仲間や、あなたたちを大切に見守る先生方がいます。二学期もさまざまなことで悩んだり迷ったりする機会も多くなると思いますが、自分ひとりで悩まずに、友人や担任の先生、学年の先生、部活顧問の先生、スクールカウンセラーの先生、そのほかに自分が相談したいと思う先生、もちろん校長でも教頭でもかまいません、一人で悩まないで、ぜひ話しかけてください。
 さて、もうひとつ、重要な話をします。本年度四月から、学校と地域との連携 についていろいろ地域の方々と話し合ってきました。地域の方は生活の基盤である自分たちの地域をよりよくしていきたい、という共通の思いをもっています。そのためには現状をよくすると共に、未来の地域社会を支える子どもたちを健全に育てることが大切だと考えています。そこで、まず、子どもたちとの交流の機会をつくろうと、オープンスクールなどで、学校にきていただき、皆さんの様子を見ていただくなど、少しずつさまざまな試みを始めています。同時に、皆さんが地域に出て行く機会 も必要だと思います。
 天候不順で、延期になりましたが、先週の土曜日、大手地区のおやじコムネットのボランティア活動、地域安全パトロールと清掃活動に、本校の生徒が何人か参加する予定であったいう連絡も受けています。参加予定だった人、ぜひ次の機会には仲間も誘ってその輪を広げてください。
 ボランティア以外にも、地域の活動に参加し、地域の方と交流する機会はあります。たとえば、今から紹介する伊多波刀神社の奉納流鏑馬(やぶさめ) です。流鏑馬は、馬の上から的を狙って弓を射るものです。鷹来地区では、戦国時代から昭和初期まで続いていた行事で、一旦は途絶えていましたが、平成になり地域の人たちの尽力で、また復興されました。春日井市の無形文化財にも指定されています。しかし、自分たちの地域にこのような歴史を持つ行事が継承されていることを知らない人も多いでしょう。保存会では、こういう地域の伝統文化を広く地域の方に知ってもらうためにも、中学生に参加を呼びかけています。興味のある生徒はぜひ見学に行ってください。案内は教室に掲示してもらう予定です。よくわからない人は、直接私に聞きに来てください。
 この外にも、中学生が参加・協力できるさまざまな地域の活動 はありますので、これからもときどき紹介していきます。家庭と学校以外にも自分の活躍する場を積極的に見つけていきましょう。  以上で話を終わります。