学校日記

1学期を終えて

公開日
2008/07/29
更新日
2008/07/29

校長室より

 遅くなりましたが、一学期の終業式で生徒に話したことを紹介します。

 終業式 式辞  

 今日は担任の先生から、通知票を渡される日です。一学期のみなさんの学校生活の様子をお知らせする大事なものです。出席の様子、係や委員会や部活など、そして教科の学習の様子が書いてあります。そして、教科の学習では、どの教科も真っ先に「関心・態度」という項目があります。その教科にどれだけ前向きに取り組んだかという項目です。その後に、それぞれの教科ごとの項目があって、最後にそれらをまとめて5とか1とかの数字があります。ただ、通知表で示される評価は、あなたがた一人一人の人間としての評価を決め付けるものではありません。一学期という時期に、教科の観点からみるとこうなりますよというお知らせですから、他の生徒と比べて、どちらが優れているかという比較に使うものではありません。現時点が人間としてのゴールではありません。まだまだ、これから先は長いです。だから、今の時点での自分に不足している点や必要な点、反対に十分できている点などを確認し、次のステップに利用するためのものが通知表です。それぞれ、一学期の取り組みを振り返って、明日からの取り組みの参考にしてください。
 さて、始業式に皆さんに、大切にしてほしい3つのこと「命、心、未来」について話をしました。覚えていますか。
 一つ目、命を大切にしよう。自分の命も他人の命も、どちらも大切に。
 二つ目、心を鍛えよう。難しいことではなく、仲間や弱い立場の人、困っている人に優しくしよう。
 三つ目、自分の未来に向かって、命と心を大切にしながら、しっかり学び、生きる力をつけよう。
 通知表と同じく、現時点で完成というものではありません。現在どの程度意識して、生活しているかが重要なのです。忘れていた人は思い出してください。そして、夏休み中もこの3つを意識して生活をしてください。
 明日から夏休み。家庭や地域で過ごす時間が多くなります。自分を大切に、友だちを大切に、かけがえのない命に磨きをかけて、二学期にはいっそう成長した姿を見せてください。これで、お話を終わります