5月集会講話
- 公開日
- 2008/05/01
- 更新日
- 2008/05/01
校長室より
風薫るさわやかな季節となりました。もう5月です。
今朝の集会で生徒に話した校長講話の内容を紹介します。
一年生の皆さん、学校には慣れましたか。二年生、三年生の皆さん、順調にスタートできましたか。全校の皆さん、学校生活で困っていることはありませんか。
明治のはじめ、札幌農学校の責任者としてクラーク博士が日本にやってきました。彼は「ボーイズ・ビー・アンビシャス」(少年よ大志を抱け)ということばで有名ですが、その札幌農学校では「きまり」はたった一つだけだったそうです。それは「ビー・ジェントルマン 」(紳士であれ)という一言でした。生徒たちは、この行いが紳士的かどうかを自分で判断し、やっていいこといけないことを自分で決めたそうです。「紳士的」という言葉は、直訳です。女性の方には申し訳ないですが、他に表現する言葉が思いつかないので使いました。
ここまでやっても罰せられないからやってもいい。
これをやっても見つからなければ、わからなければかまわない。
誰かが困っているけれど自分のことじゃないから関わらないでおこう。
そういう考えは情けないですね。鷹来中学校の生徒は、規則でしばりつけ、規則を守っているかをいつも見張っていなければ学校生活ができないような人間ではない。また、困っている人がいても見て見ぬふりをしているような、そんな情けない人間ではない。私は信じていますし、強く期待しています。
新年度が始まって1ヶ月、今一度自分を振り返り、そして自分たちのクラスや学年集団を振り返ってみましょう。みんなの力で気持ちのよい、楽しい学校にしていきましょう。
ルールは大切ですが、マナー はもっと大切です。周りのこともよく考えた行動を!