令和3年度2学期終業式(オンライン)
- 公開日
- 2021/12/23
- 更新日
- 2021/12/23
校長メッセージ
令和3年度 2学期終業式 式辞 R3.12.23
今日も多くの表彰伝達がありました。それぞれが得意なこと、好きなことに力を注いで、自分を試し表現し合えること、本当に素晴らしいことです。益々、得意や好きを伸ばしていきましょう。
さて、本日で2学期が終了します。終業式にあたり、坂中生の皆さんと共有したいのはこの3つです。
1 2学期・1年の振り返り
2 3学期・新しい年に向けて
3 命、健康安全第一
<1つめ 2学期・1年の振り返り>
8月の後半からコロナ第5波対応による制限・制約があった中でスタートした2学期ではありましたが、この4か月、坂中生の皆さんは、全校・全体として本当によくがんばったてきたと私は受け止めています。皆さんの前向きな姿勢と行動で2学期を終えることができます。ありがとうございました。
さて、「繰り返して実らせる2学期」について、スライドで振り返りながら共有しましょう。「試して整える1学期」で試しトライしてきた進め方や活動・練習の仕方で、それを「繰り返して慣れる」ことで、見通しを持ったり、工夫しながら、スピードや回転数をあげることで、量を増やし、質も高めていく、それが「確かな力」を身に付ける2学期でしたね。
例えば、大きな行事やイベントついてです。スポーツレク大会や学校祭では、限られた時間や場面の中で、質のよいものとするために、みんなで工夫して、力を合わせて取り組み、仲間と一緒に楽しむ姿がたくさんありました。また、日常の活動はもちろんのこと、部活動や委員会、その他の活動でも、基礎や基本を大事にして繰り返すことで、よい土台をつくり、その上でできるようになったことを大会や発表の機会に表現・発揮するなどをしながら、自分たちにできることを増やしたり、中身や質をよくしたりして取り組むことができたのではないでしょうか。さらに、延期・再延期となった野外学習や修学旅行が、それぞれの学年の皆さんの、前向きな姿勢と行動のおかげで、混乱なく実施できたことを本当によかったと、心から感謝しています。ありがとうございました。
そして、一番大事で一番時間をかけて取り組んだ日々の授業。タブレットPCの活用にも慣れてきた中で、教科担任の先生と坂中生の皆さんとで、真剣に、そして充実した授業の場となるよう、いつも通りを大事にしながら、「こういう学習をするんだ」という見通しをもって、集中して、繰り返し練習して、意見や考えを互いに伝え合いながら協働するなど、毎日、毎時間、充実して学習をする様子、姿がたくさんありました。そのことにより、確かな力が、一人一人に、そして、坂中全体としても獲得されたのではないでしょうか。
今、振り返ったように2学期の多くの場面で、繰り返して実らせる様子がたくさん見られました。しかし、上手くいかないこともあったはずです。コロナ禍で、いろいろ不安もあったことでしょう。気持ちを上手く表現できなかったり、くよくよ後悔したり、思い悩んだりしたこともあったでしょう。でも、投げ出さないで、決して諦めないで、小さな目標や困難をいくつも乗り越えながら「自分に挑戦」してきて、今日に至っているはずです。
このように皆さんが実際に行動して積み重ねてきたことそのものが「実り」であり、その中身・質の高まりが「確かな力」なのです。でも、それは一人の力だけでできたのではありません。まわりのみんなと一緒に、それぞれの得意や好きを認め合いながら、互いのよさを出し合って一緒に取り組んできたからこその実りですね。
この2学期の実践、そして成果・実りをこれからにつなげていきましょう。
<2つめ 3学期・新しい年に向けて>
これからにつなげていくための2つめ、3学期・新年に向けてです。1年間という流れ、大きさでとらえて考えましょう。
2学期は、繰り返して実らせる2学期でした。それは、試して整える1学期があってのことです。3学期は「まとめと準備の3学期」です。この2学期の実りをもとに、次のステージ・舞台にしっかり備える、準備をするということです。つまり、よかったことをさらによくする、そして、見直すべきは見直をして、今後の目標をはっきりさせて準備をする、3学期はそんな学期です。もちろん「自分に挑戦」「みんなで取り組む」についても、本年度を貫くものとして、3学期も引き継いでいきます。
一方で、令和3年も残り1週間ほどとなりました。1年の切り替わりの大きな節目である、この2学期末、令和3年の終わりに、しっかり自分を見つめ、何ができるようになったのか、何がよかったのか、何ができなかったのか、何がよくなかったのかなど、確認しましょう。そして、それらをもとに、これからどうするのかについて、まずは大きな目標を、そして、そこにたどり着くための小さな目標と方法はどうするのかなどを、じっくり考えてみる、つまり、自分への挑戦の仕方をしっかり思い描く、そんな年末・年始としていきましょう。
<3つめ 命、健康・安全第一>
年末年始を中心に、この冬休みをどのように過ごすかは、一人一人に任されています。長い休みの前には、いつも繰り返し伝えていますが、誰もが失ってはいけないものが3つあります。
■ 命、健康・安全
■ 信頼
■ 学力
どれも失ったら取り戻せない、取り戻すのが大変なものばかりです。その中での、「命」が一番大切です。大きな悩みがあったときは1人で抱えることなく、まず誰かに相談しましょう。もしも友達から相談を受けた場合は、信頼できる大人に相談するといいよと是非伝えてあげてください。そのことも含めて、これら3つを失うことなく、逆にさらに質を高めることにつながるような最善の判断と行動をお願いします。坂中生の皆さんのことを地域の皆さんもいつも見守ってくれています。安心と坂中生としての誇りをもって過ごしてくださいね。
それでは、坂中生の皆さん、最善の判断と行動でよい年末を過ごし、よい年を迎えてください。そして、新年令和4年1月始業式・スタートは笑顔で登校してください。
よろしくお願いいたします。