学校日記

令和3年度 2学期始業式

公開日
2021/09/01
更新日
2021/09/01

校長メッセージ

令和3年度2学期始業式  R3.9.1

おはようございます。今朝、門や昇降口の前で、登校する坂中生の皆さんに「調子はどうかな?」「元気ですか?」と声をかけたところ、「順調です」「元気です!」という人が多くいました。中には「どうかな」などの人もいましたが、そのような人たちも悪くはないという感じでした。いい感じで、今日を迎えてくれている様子があり、とてもうれしく感じました。まず、この日をみんなで迎えることができたことを喜び合いたいと思います。

さて、2学期のスタートにあたり、坂中生の皆さんと共有したいのは、次の3つです。
1 夏休みの生活・活動から
2 2学期について
3 コロナ対応「自分も大事」「まわりも大事」

1 夏休みの生活・活動から
はじめに夏の大会・発表会についてです。1学期中にも行われましたが、先ほど表彰された皆さんをはじめ、東海大会出場や作品展への出品など、夏休みの間にも自分の特技を発揮しようと頑張り抜いた坂中生がいたことを、とてもうれしく感じています。
そして、2学期がスタートしました。夏休みの日々はどうでしたか。コロナ禍で休みの途中からいろいろな変化はありましたが、休み前に自分で立てた目標や計画のもとで自分で決めたことをやり抜いて、充実した日々となるよう過ごしてくれたのではないかと想像しています。よい習慣のもとで自分で決めたことに取り組みながら充実した日々にできた人は、そのままの調子でいきましょう。中には、上手くいかなかった人もいるかもしれません。でも、くよくよする必要はありません。みんな同じように2学期のスタートです。これからの日々で反省を生かして、挽回していきましょう。それぞれの過ごし方はあったと思いますが、坂中生全員で、前向きな気持ちで2学期をスタートしていきましょう。

2 2学期について
その2学期の日々についてです。コロナ禍ではありますが、まずは日ごろの授業・学習を大事にして力をつけていきましょう。そして、いろいろな活動や行事などでもよい成果に結びつけていきましょう。そのためのキーワードが「繰り返して実らせる2学期」です。
試して整えた1学期、そして自分の目標に向かって取り組んだ夏休みの後の2学期が「繰り返して実らせる2学期」です。
ここまでにいろいろ試しトライしてきたこと、自分で決めて取り組んできたことをもとに、試してわかってきた、トライして整えてきた学習の仕方・生活の仕方・方法で、繰り返すことで質を高め、成果として実らせていくのが2学期の日々です。

この試しトライして整えてきたやり方・方法を知っている・分かっているということは、「見通しが持てる」「工夫ができる」という利点・よさがあります。その利点・よさが生かされることで、例えば、方法を覚えながらやっていた1学期には、精一杯やって5回できていたことが、既にやり方が分かっている2学期は、
・スピードや回転数をあげて7、8回、さらに10回までできる
・同じ5回でも、中身が濃く、ぐっと出来映えの高い5回にすることができる
・短縮できた時間でさらにみんなでじっくり深く話し合うことができる
など、量を増やし、質を高める、ということが可能です。
このような考え方で、繰り返し取り組んで、みんなで豊かな実りとなるよう、そして、一人一人でも、「確かな力」をつける2学期としていきましょう。

この「確かな力」とは、いつでも使える・発揮できる力、つまり「実力」ということです。例えば、テストの時だけ頑張って覚えたけれど、テストが終わってしまうと、忘れたりできなくなってしまったりするのは、実力とは言えませんね。皆さんが日々生活したり、今後の人生でも生涯にわたってちゃんと使える力をつけるのです。でも、やみくもに、また、がむしゃらに頑張るだけでは、「確かな力」はつきません。だからそこ、やり方や方法をよく理解してそれを繰り返し使えることが大事になるのです。
そして、坂中全校で1年間貫いて取り組んでいく「自分に挑戦」「みんなで取り組む」とつなげて考えてみましょう。
「確かな力」をつけながら、「自分に挑戦」して一人一人がよさ・得意を伸ばす、また、それぞれの互いのよさを出し合って「みんなで取り組む」ことで2学期の実りに結びつけていきましょう。

3 コロナ対応「自分も大事 まわりも大事」
先ほどもふれましたが、この夏休み中にデルタ株の影響でコロナの状況が急激に変化して、愛知県、そして春日井市でもたいへん心配な状況が続いているのは、皆さんも知っているとおりです。あらためて感染予防・感染拡大防止の徹底、その中でも基本の徹底に取り組んでいきましょう。マスクの着用、手洗い・消毒、換気、密にならない、の徹底です。デルタ株は非常に感染力が強いと言われています。特にマスクを外しての食事やマスクなしでの向き合っての会話は格別の注意が必要です。でも、先ほどのように基本の徹底をすることで、感染の拡大防止につなげることができます。学校内でみんなと過ごすときはもちろんですが、登下校中や家に帰ってから、また、習い事や塾などでも同じです。「私だけは大丈夫」という人はいないと思いますが、是非、「自分も大事、まわりも大事」の考え方と行動でお願いします。ただし、それでも感染してしまうことはあり得ます。その時には、その人や関係者を守ることは当然のことです。絶対に差別・いじめ・誹謗・中傷などをすることがないようにお願いします。みんなで感染拡大防止に取り組みましょう。

なお、既に連絡済みですが、感染による臨時休校に備えたオンラインでの授業や活動の練習を9月6日に行っていきます。そのための準備や説明についてよく理解して取り組んでください。
一方で、これも連絡済みですが、2年生の野外学習は再延期となりました。3年生の修学旅行についても再延期の判断をしました。このあと各クラスで伝えてもらいます。
また、日ごろの授業や活動にも感染拡大防止のためにしばらくの間、様々制約があります。スポーツレク大会や学校祭なども、状況に応じた変更も検討しているところです。やりたいことができない状況もありますが、互いに工夫して取り組んでいきましょう。そして、是非、坂中生の皆さんの発想やアイディアを出し合いながら取り組んでいきましょう。

さらに、コロナ禍での対応はもちろんのこと、長い2学期、さらに、その後を乗り切るためには、健康で安全に過ごすことは、基本中の基本です。先ほどの「自分も大事」「まわりも大事」の判断と行動が、安心で楽しい学校生活を送ることにつながります。ただし、上手くいかないときもあるでしょう。まわりの人と一緒に取り組む中で、時には意見の相違で、やり取りが上手くできないことなどももあるかもしれません。でも、互いのよさを認め合い、尊重し合うことは、それぞれの努力や工夫で可能なことを、坂中生の皆さんはよく理解しているはずです。あとはその時々の判断と行動次第ですね。でも、時には大きな不安や悩みに覆われてしまうこともあるかもしれません。そのようなときには、決して一人で抱え込まず、誰でもよいので相談してください。もし友だちから相談を受けたら、誰でもよいので信頼できる大人に相談してみることを伝えてください。そして、最善の判断と行動で、自分もまわりも大事にしながら、健康・安全第一で過ごしていきましょう。

1つ連絡です。
本年度の坂中の学習と評価についてです。2学期の授業が始まるタイミングで、坂中生の皆さんや保護者の皆さんにさらに理解を進めてもらうために、紙面や動画で説明していくこととしました。早ければ明日から閲覧なども可能になります。是非活用してください。

それでは、健康安全第一で、自分に挑戦したり、みんなで取り組んだりしながら、坂中生全員で「繰り返して実らせる2学期」としていきましょう。2学期の充実と坂中全体の質の高まりを期待しています。よろしくお願いいたします。