8月31日 オンラインによる朝会
- 公開日
- 2020/08/31
- 更新日
- 2020/08/31
校長メッセージ
おはようございます。
今日で8月、そして1学期が終わり、明日9月1日から2学期が始まります。この場で、坂中生の皆さんと大きく2つ共有したいことがあります。「1学期のまとめ」と「実のある2学期に」ついてです。
はじめに「1学期のまとめ」についてです。
新型コロナウイルス対応でたいへんな1学期でした。長い臨時休校や段階的な学校再開などで、不安や心配、そして困難やつらいこともありましたが、坂中生の皆さんは、本当によく頑張りました。その頑張りにより、今日につながっています。
そのような1学期は本日で終わります。この大きな節目に是非、自己評価をして、明日からの2学期につなげましょう。通知表が本日配付されます。この1学期の一人一人について、一つの見方としておもに教科の学習状況から評価したものです。その評価も受け止めながら、今一度自分のこれまでの取り組みを自己評価して今後に生かしていくことが大切です。
次に「実のある2学期に」ついてです。
まず、2学期からの日々、全体についてです。
夏休み前にも共有しましたが、このような大変な状況だからこそ、
「希望を持って、目標をはっきりさせながら、努力を重ねる」
の姿勢と行動で過ごしていきましょう。希望を持つとは、大きな夢や希望、大きな目標と置き換えてもよいかもしれません。
この2学期は、3年生の1泊2日の修学旅行や、体を動かすことを含めた、学校祭など、節目節目の行事を軸にして、取り組んで行く予定です。
そのような2学期を充実させるために共有したい3つです。
1 力をつける2学期
2 自分も大事、まわりも大事
3 健康・安全が第一
1 力をつける2学期
自分の得意なこと・好きなことが、もっと得意になる・もっと好きになるように力をつける2学期にしましょう。
力をつけるとは、いつでも使える・発揮できる力、つまり「実力をつける」ということです。例えば、テストの時だけ頑張って覚えて正解になったけれど、テストが終わってしまうと、忘れたりできなくなってしまったりするのは、実力とは言えませんね。究極を言えば、生涯にわたってちゃんと使える力をつけるのです。でも、やみくもに、また、がむしゃらに頑張るだけでは、確かな力はつきません。
「方法・コツを学ぶ」ことと、「繰り返し(量)により質を高める」ことが必要です。例えば、テニスや卓球、野球でも上手く打ち返すための、正しい基本のフォームがあります。「形・型」と言ってもよいかもしれません。そのフォーム、形・型をまず身に付け、その正しい方法で、素振りや玉打ちを繰り返しすことで、いつでも同じように打ち返すことができるようになります。バスケットのシュートやバレーのサーブ、楽器の演奏や作品作りにも正しい方法・コツがありますね。勉強・学習も同じです。例えばグラフや表など資料の見方や表し方には正しい方法・手順があります。美術や技術家庭科の作品作りや制作も正しい手順や技能が必要ですね。方法やコツを学び身に付け、練習などを繰り返して、質を高めていくことで、その結果として、いつでも使える確かな力=実力をつけることにつながります。そのためには「あきらめずにやり抜く」「習慣にして継続する」などのことが必要になりますが、そのことについては、また、別の機会に共有しましょう。
2 自分も大事、まわりも大事
3 健康・安全が第一
コロナや熱中症への対応はもちろんのこと、長い2学期、そして、その後を乗り切るためには、健康で安全に過ごすことは、基本中の基本です。そして、自分を守るのはもちろんのこと、まわりも大事にして守っていくことで、全体として安心で楽しい学校生活を送ることにつながります。ただし、多くの人たちで一緒に取り組むので、時には意見や考えの食い違い、好みの違いで、上手くやり取りができなかったり、考えや方法がまとまらない、などのこともあるかもしれません。でも、互いのよさを認め合い、尊重し合うことは、それぞれの努力で可能ななことを、坂中生の皆さんは頭でよく理解済みのことですね。あとはその時々の判断と行動次第です。最善の判断と行動で、自分もまわりも大事にしながら、健康・安全第一で過ごしていきましょう。
以上、お話ししたように、「1学期の自己評価」をして、「力をつける2学期」「自分も大事、まわりも大事」「健康・安全が第一」で、充実した2学期の日々を坂中生みんなで過ごしていきましょう。よろしくお願いします。