3/24(月)3学期修了式
- 公開日
- 2025/03/24
- 更新日
- 2025/03/24
校長メッセージ
今日で令和6年度が終わりとなります。体育館で行われた修了式では、静かに先生や生徒会役員の話に耳を傾ける姿があり、この1年での成長を感じました。今年度の締めくくりにあたり、校長から次のような話をしました。
「みなさんおはようございます。春のような陽気の日があると思えば、冬の寒さが戻って来る日もあり、気温の変動が激しい2月・3月でした。しかし、先週あたりから暖かくなり、桜の開花もはじまってきているようです。先程、修了証を代表の生徒に渡しました。今日で今の学年・学級は最後となり、令和6年度が締めくくられることとなります。そして、後期の生徒会役員や委員会、学級委員のみなさんも今日で役割がひと区切りとなります。学校のため学級のためにと力を尽くしてくれて、本当にありがとうございました。そして、先日、来年度の前期生徒会役員の立会演説会が行われ、今日認証状を渡しました。演説会では、立候補をしたみなさんの魅力ある学校にしたいという熱い思いを聞いて、私自身とても嬉しく、心強く感じました。新役員となったみなさんは、一人一人の生徒の期待と坂中のこれまでの伝統を胸に、力を尽くしてください。期待しています。
2月後半からは、今年度の活動の締めくくりや卒業式に向けての準備が続きました。特に卒業式前後は準備や片付けで、1・2年生のみなさんにたくさん協力をしてもらいました。本当にありがとうございました。素晴らしい式となったのも、こうした一人一人の力のおかげです。これからも支える側の立場として働きかけるとともに、支えてもらっていることへの感謝の気持ちも伝えるようにしていきましょう。卒業生を送る会では各学年や各部活動が工夫を凝らして、3年生への感謝の気持ちを伝えていましたね。そして、それに応えた3年生の合唱の素晴らしさに圧倒されました。何よりも、しんみりとし過ぎることなく、明るく笑いある時間となり、ほっこりとした時間を過ごすことができました。その4日後の第78回卒業証書授与式では、3年生の合唱や答辞はもちろんのこと、立ち振る舞い一つ一つに気持ちがこもっており、逆に重みと荘厳さを感じる素晴らしい式となりました。また、思いがあふれて涙する3年生の姿を見て、充実した日々を送ってきたこと、坂中を大切に思ってくれたことを感じました。それを見届けた2年生は、この日を境に、坂中の最高学年としてバトンを受け取った訳ですが、1年後の自分たちの姿もイメージしながら、これからの学校生活を送ってください。
さて、今年度最後も3つのことについて振り返ってみましょう。一つ目、今年度一歩踏み出したことは何かありましたか。そして、それを語ることはできますか。二つ目、自分や周りへの働きかけ、言葉がけは変わりましたか。それは良い方向へと向かうものでしたか。三つ目、当たり前のことは当たり前になっていますか。そして、積み重ねてきたのに慣れや楽をして崩れていませんか。3つのことは今年だけでなく、これからの人生においても大切なことです。「できた」「できなかった」で終わりにせず、常に意識して取り組んでください。
毎学期終わりに作成をしてもらっていますが、今回も今年度の自分自身の学校生活、来年度の目標について、はがき新聞にまとめてもらいたいと思います。掲示していたので目にした人もいるかと思いますが、3年生にも一足先に3年間を振り返り、後輩に向けてメッセージを残してもらおうと作成をお願いしました。その中で多く書かれていた内容は、「勉強はしておいた方がいいよ」「打ち込めることを見つけるといいよ」「行事は全力で積極的に取り組もう」「困ったら人に頼ろう」ということでした。中学校3年間を経験して紡ぎだされたこの言葉はとても参考になりますし、重いですね。みなさんは、今年度の振り返りと来年度の抱負や意気込みを中心に書いてもらいますが、3年生からのメッセージも参考にしながら作成してみてください。いつも言っていますが、大事なことはこれを通して振り返りと見通しをもつことです。楽しみながら、作成を通して来年度への第一歩を踏み出すきっかけにしてください。完成した作品は新年度に掲示しますので、読み手のことも意識して書いてくださいね。
今日は今年度の締めくくりの日ですが、言い換えれば、次年度へとスタートする日でもあります。今年度の経験を生かし、魅力ある坂下中学校をみなさんの手で創っていきましょう。4月9日からのみなさんの姿を楽しみにしています。」