学校日記

YANAレポート No2

公開日
2007/05/28
更新日
2007/05/28

yanaレポート

 青年海外協力隊として、6月からアフリカのマラウイに派遣される予定で、現在は、福島県で研修中の梁先生からのたよりです。

 東部中学校のみなさん、お元気ですか?青年海外協力隊員候補生の梁(やな)です。早いもので、もうすぐ6月ですね。新たな生活も慣れてきたことでしょう。
 今回は訓練所の生活の第2弾。語学・技術の授業についてお伝えしましょう。
前回のレポートでは、僕は現在、福島県の訓練所で勉強をしているとお話したと思います。この訓練の目的の一つは、派遣に必要な語学力をつけることです。派遣される国で活動していくためには「言葉」が必要です。ですから、その国で使われている「言葉」を勉強しなければなりません。
 僕が派遣されるマラウイという国は、その昔、イギリス領でした。このため、Englishが使われています。普段の生活では現地語が使われることが多いですが、授業はすべてEnglishで行われているため、僕は今、訓練所でEnglishを勉強しています。
 どのような授業を受けているかというと・・・語学、技術の授業は全てEnglishで行われます。授業中はもちろん日本語禁止です。午前に行われる「語学クラス」では普段の生活における会話を勉強します。ゲームやクイズなどをしながら、すべてEnglishで会話をします。ひたすら会話をして、Englishを身につけるのです。午後の「技術クラス」では各職種に関する知識や技術を学びます。僕は「理数科教師隊員」ですので、Englishで理科や数学の授業のやり方を学んでいます。訓練中には全部で6回、実際に授業をしなければなりません。もちろん、使う言葉はすべてEnglish。Englishで行う授業は難しいです。日本語であれば、思ったことを口にすることなんて簡単なことですが、Englishではなかなかそうはいきません。伝えたいことが思い浮かぶのですが、Englishで言うことができず、苦労をしています。授業をするのに、前もって考えていたセリフをそのまま喋っていても面白くないですし、できるだけ面白い授業をしたいと考えると、より多くの表現が必要となります。ですから、「理数科教師隊員」にとってEnglishを話す力はとても重要となってきます。
 語学クラスの先生のHenryも技術クラスの先生のMikeもとても面白く、楽しい授業をしてくれます。そのおかげか、初めに比べると、(少しだけですが、)Englishを喋れるようになってきたと思います。大事なのは、恥ずかしがらずに間違ってもいいから話すということです。また、基礎となるのは、中学校のときに勉強した英語の文法や単語です。まさかこんなところで役に立つとは思っていませんでした。みなさん、英語はもちろん、理科など勉強をしっかりやっておくと、後に思いもかけないところで役に立つときが来るかもしれませんね。
 この訓練での面白いところは、他の言語にも触れることができることです。この訓練所で学習されている言語は英語だけでなく、中国語・アラビア語・フランス語・ラオ語(ラオス語)・ベトナム語・スワヒリ語・ポルトガル語・モンゴル語・マレー語・インドネシア語を学習している訓練生もいます。もちろん、簡単な単語しか知りませんが、いろいろな言語に触れることは面白いです。
 さて、僕の訓練生活も6月7日で終わります。あっという間の2ヶ月間でした。訓練終了後は一度、春日井に戻り、約10日間の準備期間を経て、6月18日にマラウイへと向けて出発します。次はマラウイからのレポートになるかと思います。お楽しみに。
 では、みなさん、お元気で。パニャニャム・ハイダイディー!(ラオ語で「頑張って」という意味)

配布文書

カレンダー

2024年5月

1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

予定

2024/5/11 (土)
諸活動停止(〜17日)

RSS