学校日記

YANAレポート 第7号

公開日
2007/11/12
更新日
2007/11/12

yanaレポート

 アフリカ・マラウィの梁先生から、第7号が届きました。
<YANAレポート 第7号 2007.11.7>
 みなさん、お元気ですか?日本もだいぶ寒くなってきたのではないでしょうか?風邪なんかひいてないですか?マラウイは今、雨季に入りかけています。時折、強い雨がざぁーっと降ります。
 さて、今回はチテゼCDSSの生徒についてレポートします。
 まず、授業中の日本との大きな違いは、「机と椅子がない」ことです。マラウイの学校によっては椅子も机もあるところはありますが、チテゼCDSSには机と椅子の数が少ないです。Form4の生徒だけが机と椅子を使って授業を受けています。それ以外の生徒は床にチテンジ(マラウイの女性が腰に巻いたり、子どもを背負うときに使われる便利な布)や別の授業のノートをしいて、その上に座って授業を受けています。
 次に筆記用具です。日本のみなさんは筆箱の中にシャープペン、消しゴム、定規、そして、いろんな色のペンをたくさん入れていますね。マラウイの場合は、多くの生徒はボールペン、定規くらいしか持っていません。下敷きも持っていませんので、ノートを何冊も重ねて膝の上に乗せて黒板を写しています。ノートも日本のきれいなものではなく、真ん中のホチキスが取れやすかったり、紙が破れやすかったりと質が悪いです。生徒の間では、雑誌の1ページをノートのカバーにすることが流行っているようです。
 次に服装です。日本の学校と同じような制服を着ています。水色のシャツに黒のズボン。白い靴下に黒の靴。ただ、シャツが少し破れていたり、穴があいていたりすることはよくあります。ちなみに、きちんと制服を着ない生徒、サンダルで学校に来る生徒は自宅に帰らされます。
 生徒は朝6時ごろから登校してきます。7時までは自習の時間です。6時半までに登校しないと、遅刻になってしまい、遅刻した生徒は校舎を掃除しなければいけません。休み時間は近所のおばさんがジュースを凍らしたものやピーナッツを売りに来るので、それを買って、食べながら友達とおしゃべりをしたり、古くなった布を丸めて作ったボールでサッカーをしてすごしています。サッカーボールなどはやはり少し高いので、学校にはありませんし、生徒がそれぞれ持っていることも少ないです。
 先日、日本よりサッカーボールとバレーボールの寄付をもらいました。毎週火曜日と木曜日は授業後に1時間、スポーツの時間があります。生徒たちは男の子も女の子も裸足でグラウンドを元気に走り回っていますよ。僕ももちろん、一緒になってサッカーを楽しんでいます。
 このように生徒の様子や学校の様子を日本と比べてみると、改めて日本が恵まれていることがわかりますね。
 マラウイの学校は1月から1学期が始まります。現在は3学期で、来週から2週間のテスト。そして11月26日から約1ヶ月間の休みに入ります。日本の皆さんももう少ししたら期末テストですね。寒さに負けず、お元気で。ではまた。

配布文書

カレンダー

2024年5月

1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

予定

2024/5/11 (土)
諸活動停止(〜17日)

RSS