作りのようす

あいちのこめ

ほごしゃのかたへ   


 むかしの農作業は,ほとんどが人のカでおこなわれました。田おこしなどは牛や馬も利用しました。そのために,たくさんの人の手をひつようとし,こどもも田うえやいねかりを手伝いました。学校もその時は,お休みになりました。家族だけでなく,村の人ぜんぶで手伝いました。

 田の草取り歌に「こんやここにねて,あすはどこよ,あすは田の中,あぜまくら」とうたわれたように,ひとつひとつの作業は,たいへんだったようです。

時期

作業

使用した農具

風習など

もみまきの頃

4月

4月半ば

5月上旬

5月下旬

田をこしらえる

田起こし(春田うち)
 田の土を掘り起こす作業です。(裏作として麦作をしていた田ではこの頃です)

苗田作り

もみまき

川ざらえ

@風呂鍬(ふろぐわ)
A備中鍬(びっちゅうぐわ)

B金鍬(かねぐわ)

Cはねくり備中

Dジョウレン

Eりょうびきがま

鳥の口
 もみまき後に,苗がうまく育つことを願って行われました。

田植えの頃

6月中旬
  田植えのころ 代かき

6月下旬〜

 7月上旬

田植えのころ 田植え

田起こし(麦田こわし)
浸種(しんしゅ)
 
種子の発芽をよくするために播種まえに必要な水分をたねもみにあたえる作業をしました。

代かき
 田起こし後の土の固まりを細かく砕いて平坦にし,土に粘りを与える作業でした。

田植え
 家族単位または親類,近所で協力して行い,一週間前後ですませました。

代かき

@田すり

Aこまざら

Bしろすり

C犂(すき)

Dカルチベーター

E馬鍬(まぐわ)

田植え

@ガゴジ

A天びんぼう

B田植えなわ

さなぶり
 田植え後の休みのことです。
 村中で,国府宮へ出かけ,豊作を祈り,お札をもらってきました。

     
田草取りの頃

植え後〜




9月 

  田草取りのころ

田草取り
一番草(田植え後10日程)
二番草(一番草から10日程)

三番草(7月下旬)
四番草(7月下旬〜8月上旬)
 余裕のある家では五番草も取りました。
あけ草
ひえ切り

@こらち

Aマンガ(雁爪)
B八反ずり(テンポウセン)
C大らち(回転除草機)
D田の草備中
Eドレツ(株間除草機)
F畜力水田中耕除草機

虫送り(おんかまつり)
 ウンカなどの害虫を防ぐために行われました。

雨乞い









田草取りの頃

11


  かる


  こく






  つく
  







  えらぶ  

稲刈り

乾燥

        乾田では田で直接行い(地干し),湿田では稲架を作ってほしたり,他に運んでほしました。

 穀

選 別

        選別されたもみは家へ運ばれ,乾燥させたました。



みすり・精米








 別

        もみがらと米を分ける作業のことです。

        精米,もみ,小米に分けられました。

俵づめ

        精米は4斗(と・一斗は18.03リットル)で一俵につめました。

かる

@鎌

A人力刈り取り機

Bいか

C虫取り器

こく・脱穀

@干歯こき(せんばこき)
A足踏み式脱穀機(輪転機)
B動力脱穀機
Cからさお(唐さお)

Dこくうち台

つく,もみすり

@土臼(どうす)

A石臼(いしうす)と臼台(うすだい)

B立臼(たちう)と杵(きね)

Cもみすり機

する・えらぶ

@ふるい

A箕(み)

B藤箕(ふじみ)

Cテガエシ

D唐箕(とうみ)

Eとおし

千石とおし

万石とおし
F−斗ます(いっとます)

Gさし
H手かぎ

I台唐(だいがら)

道なおし

秋まつり

秋あげ
 俵づめなどの作業が終わる12月下旬,神様や農機具に感謝してボタ餅(もち)を供え,家族の労をねぎらいました。

 

田草取りの頃

12月〜

    

農機具の手入れ

ら仕事

        縄をない,むしろ編み,こも編みなどがおこなわれました。

@横づち

Aわら打ち機

B縄ない機
Cむしろ織(おり機)

Dこもげた,俵(たわら)あみ機

Eじょり台

Fじょうれん

Gりょうびきがま

道具の年越し

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