あるクラスでの様子から
- 公開日
- 2013/02/01
- 更新日
- 2013/02/01
お知らせ
6年生のある学級でのことです。
担任の先生が出張に出かけられました。
このような場合、他の指導者の授業と入れ替えたり、他の教員の監督のもと、自分たちで活動できる内容に取り組んでいくことがあります。
本日は、自分たちで国語の語彙の意味調べと、漢字練習、そして計算問題に取り組む内容でした。
そのクラスの子どもたちは、自ら取り組む内容を全員がよく理解し、集中力をとぎらすことなく、最後まで、いや授業終了のチャイムがなっても取り組んでいました。
ある子がようやく発した「もうそろそろ(授業終わりの)あいさつするといいんじゃない」に促されて、みんなできっちりあいさつをしてようやく授業に区切りがつきました。
この間、授業の開始から終わりまで、クラスの様子を観ていた教員は一言も指示や注意を発することはありませんでした。子どもたちは、担任といつもしているように、自立した姿を当たり前のように現していたわけです。このような姿は、その場だけでは現せません。いつも学習する場面などで何をするのかを全員が理解する=担任の指示が分かっている=人の話をしっかり受け止めることができている、ということの現れだと思います。
それぞれの学級で、それぞれのよさを感じながら子どもたちが日々の活動に取り組んでいる。このことが、3月のよりよい卒業につながり、他の在校生のめざす姿になっていくと思います。