１９３６（昭和１１）年８月１１日、ドイツのベルリンで開かれていたオリンピックの競泳女子２００ｍ平泳ぎ決勝で、前畑秀子さんが見事に優勝しました。この競技をラジオで実況中継をしていた河西三省アナウンサーが「前畑ガンバレ」と連呼し、日本中の人がこの放送にわきました。このできごとにちなんで、「ガンバレの日」になりました。
　
　前畑さんの金メダルは、オリンピックで日本女性がとった初めての金メダルで、河西アナウンサーが２４回連呼した「ガンバレ」とともにオリンピック伝説になっています。

　１９３６年のベルリンオリンピックは、ヒトラーが主催したオリンピックで、初めて聖火ランナーが登場するなどの演出が行われていました。しかしこの後、世界が戦争に向かっていきました。４年後の１９４０年は、東京でオリンピックが行われることが決まっていましたが、戦争によって行われなかった「幻の東京オリンピック」です。

　写真は、ウィキペディアと日本写真新聞博物館のホームページからお借りしました。