学校日記

9月11日 今日の給食は、『冷凍みかん』

公開日
2015/09/11
更新日
2015/09/11

学校の窓

 9月11日(金)、今日の給食献立は、「ごはん・牛乳・牛肉とたまねぎのうま煮・寒天サラダ・『冷凍みかん』」でした。
 昔は、冬から春までしか売ることができなかったみかんを、一年中売ることができるように考えられたのが、『冷凍(れいとう)みかん」です。みかんをそのまま凍らせると、乾燥してパサパサになってしまうので、急速に冷やし、水をつけ、また冷やして水をつける、これをくり返して、みかんのまわりに氷の膜を作って、みかんの中の水分をとじこめ、パサパサしない、おいしい冷凍みかんを作ります。
 昭和30年(1955年)に神奈川県にある小田原(おだわら)駅のキヨスクで売られたのが、始まりです。もっともたくさん食べられていたのは、昭和30年から50年にかけての約20年間で、学校給食の人気デザートにもなりました。その後は、みかん以外のいろいろな冷凍デザートが作られたり、電車に冷房が付けられたりしたことで、お店で売られることは少なくなりました。しかし、今でも冷房や冷凍庫が無い学校が多いので、学校給食では、人気のデザートの一つです。みかんにたくさん含まれているビタミンCは、かぜにかかりにくくしてくれたり、暑さからくるストレスから体を守ってくれます。暑い季節に冷たい冷凍みかんは、とてもおいしいですね。