朝会 その2
- 公開日
- 2015/03/11
- 更新日
- 2015/03/11
校長メッセージ
3月11日(水)の朝会では、次のような話をしました。
20日の卒業式まで10日となりました。先週の6年生を送る会、どの学年も「ありがとう、がんばってくださいの心」が伝わってきて、とてもよかったです。よくがんばりました。6年生のみなさんに、その感謝と励ましの気持ちはしっかり伝わったと思います。
私たちは、自分の力だけではなく、多くの人たちおかげで、楽しくがんばることができます。学年が終わる今にしかできないこと、そして今やらないと後ではできないこと、それは、クラスの仲間への感謝の気持ちを大きく表現して伝えていくことです。
残りは、10日です。この1年間、いくらがんばってきても、楽しく気持ちよくすごしてきても、最後にちょっといやなことがあっては、すべてが消えてしまいます。みんな感謝し合い、気持ちよく3学期を終わりましょう。それが次の学年のいいスタートになります。
最後に、今日3月11日は、東日本大震災が起きてから4年になります。
2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災から、今日でちょうど4年がたちました。これは、岩手県にある陸前高田市の写真です。震災前は、23,000人の人が住む美しい町でした。大地震による12mをこえる大きな津波が町を襲い、一瞬にしてがれきだらけになってしまい、1,800人余りの尊い命が失われました。これは、宮城県の石巻市にあった大川小学校です。この小学校では、108人の児童のうち74人がなくなりました。
東日本大震災では、3月10日現在、15,891人の方が亡くなり、震災後の避難生活で3,594人が亡くなり、今も2,584人の方たちの行方がわかっていません。そして、地震や津波で自分の家をなくしたり原子力発電所の事故による放射能が多くて家が無事でももどったりできない方たちが約230,000人みえます。そのうち、福島県にある原子力発電所での放射能事故により、自分の家に住むことができずに避難している人は、約15,4000人です。
わたしたちは、この大震災を決して忘れてはいけません。当たり前の生活が当たり前にでいることに感謝しなければいけません。
これから、東日本大震災で亡くなられた方々に対して、黙とうをします。みなさん、静かに立ってください。目を閉じて、なくなられた方たちのことを考えてください。黙とうをします。
黙とう。 ・・・・・・・・・ 黙とうを終わります。
ご家庭でも、東日本大震災について子どもたちといっしょに話していただけると幸いです。よろしくお願いいたします。