ちょっといいはなし (17)
- 公開日
- 2015/12/21
- 更新日
- 2015/12/21
学校のできごと
今日は雨です。2時間目の後の長い休み時間、4階の図書室は子ども達でいっぱいだろうと、校長先生は図書室に行ってみました。でも、図書室は人影もなく、ひっそりと静かでした。そうそう、今日は冬休み前だから休館日だった、と思い出しました。
ふとカウンターのほうを見ると、一人、6年生の女の子がいました。校長先生は驚いて、何をしているのかと尋ねました。すると、自分は図書委員で、本の修理をしている、と女の子は答えました。
この6年生の図書委員の女の子は、これまで当番でない日でも、時間があるときには長い休み時間に図書室に来て、本の修理をしてくれていたそうです。今日も、誰も見ていないところで、一生懸命に本の修理作業に取り組んでくれていました。
校長先生は、目立たないところでも手を抜かないで働いてくれるその女の子にすっかり感心させられたとのことでした。校長先生はすっかり嬉しくなり、その子にお礼を言って図書室を後にしました。
この話は、校長先生から聞いた話です。西山小学校のお友達の「ちょっといいはなし」でした。