ちょっといいはなし (10)
- 公開日
- 2015/11/20
- 更新日
- 2015/11/20
学校のできごと
一昨日、5年生はシルバー擬似体験をしました。これは、その時の講師の先生方から聞いたお話です。西山小学校のお友達の「ちょっといいはなし」です。
シルバー擬似体験では、「目がよく見えない」体験の眼鏡をかけ、「指がうまく動かない」体験のために軍手で小指を固定して、豆つかみやボタンかけなどを実際にやってみます。
お年寄りの方が食事をされるときの不便さを体験するために「豆つかみ」をします。5年生の子ども達が交代で豆つかみを体験していたときのことです。
ある女の子が、一生懸命豆つかみをした後、箸を置き、「ごちそうさま」と言ったそうです。まるで食事が今終わったかのような自然な「ごちそうさま」に、講師の先生は驚いて、「長年シルバー疑似体験でたくさんの子ども達に出会っていますが、ごちそうさまという言葉を聞いたのは初めてです。きっと、ご家庭でも自然にこういった言葉を口にしているんでしょうね。感心しました。」とおっしゃいました。また、講師の先生は、「こんな子がいる西山小学校は素晴らしい学校ですね。」と褒めてくださいました。
一人の子どものおかげで、嬉しい気持ち・幸せな心持ちが伝わり広がりました。言葉の大切さを感じる出来事でした。