人権週間
- 公開日
- 2015/11/30
- 更新日
- 2015/11/30
校長室より
1948年(昭和23年)12月10日、国際連合第3回総会において、世界における自由、正義及び平和の基礎である基本的人権を確保するため、全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として、世界人権宣言を採択しました。そして、1950年(昭和25年)12月4日の第5回総会では、世界人権宣言が採択された日である12月10日を「世界人権デー」としました。日本では1949年(昭和24年)から毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日から同月10日まで)を、「人権週間」と定め、人権について考える機会としました。
世界人権宣言 第1条
すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ尊厳と権利について平等である。人間は、理性と良心を授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。
本年度「第67回人権週間」、啓発活動重点目標は
「みんなで築こう 人権の世紀 〜考えよう 相手の気持ち 育てよう 思いやりの 心〜」です。
「子どもの人権を守ろう」
人権は「誰もが人間らしく生きる権利」「誰もが健康な暮らしができる権利」「誰もが差別されることなく生きる権利」です。そして、人権は誰もが同じように生まれたときから持っており、一人一人がその権利をしっかりと守っていかねばなりません。
しかし、今、いじめや体罰、児童虐待、児童買春など、子どもの人権に関わる問題が数多く起こっています。子どもが一人の人間として尊重されるよう、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。学校・家庭・社会が一つになって、すべての人の人権感覚・人権意識を育てていかねばならないと思います。