学校日記

12月4日から人権週間が始まります

公開日
2014/12/01
更新日
2014/12/01

校長室より

 1948年(昭和23年)12月10日、世界の平和を願う国が集まる国際連合第3回総会で世界人権宣言が決められました。これを記念して、1950年(昭和25年)12月4日の第5回総会で、世界人権宣言が採択された日である12月10日を「世界人権デー」としました。日本では、世界人権宣言が採択されたことを記念して、昭和24年から、毎年12月4日から12月10日までの1週間を「人権週間」と定め、人権について考える機会としました。

世界人権宣言 第1条
すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ尊厳と権利について平等である。人間は、理性と良心を授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。

 人権。それは、「誰もが人間らしく生きる」「誰もが健康な暮らしができる」「誰もが差別されることなく生きる」権利です。その権利を誰もが同じように生まれたときから持っています。そして、その権利をしっかりと守っていくのも同じ人間の責任です。
 たとえば、「お年寄りや障害のある人などが困っていたら、進んで手伝う」「友達が困っていたり悩んでいたりしたら力になってあげる」「いじめをしない、いじめを見たら勇気を出してやめさせる」など、自分の身近なところで人を思いやって生活することが、「誰もが人間らしく生きる」「誰もが健康な暮らしができる」「誰もが差別されることなく生きる」ことにつながっていきます。
 社会の様々な場面で、我々大人が、「みんなで支え合おう」「みんなで助け合おう」「みんなで協力し合あおう」を合言葉に、子どもたちの模範を示す言動をとるよう心がけ、人権について考えるきっかけをつくっていきたいものです。