12月4日から10日は人権週間です
- 公開日
- 2011/12/06
- 更新日
- 2011/12/06
全校
12月5日(月)は朝会がありました。
席上揮毫大会の表彰を行った後,校長先生から人権週間にちなんだ3つのお話をしていただきました。
1つ目は戦国武将の上杉謙信のお話です。
上杉謙信は甲斐の国の武田信玄と川中島の合戦で何度も戦っています。
海に面していない甲斐の国にとって「塩」は貴重な物資です。「塩」をストップさせれば勝利を収めることができますが,上杉謙信は甲斐の国に「塩」を送り、正々堂々と戦いました(「敵に塩を送る」という言葉の由来です)。
2つ目はウインブルドン大会に出場した清水善造選手のお話です。
大正9年のウインブルドン大会でアメリカの選手と対戦中のことです。
相手選手が倒れたのを見た清水選手は,起き上がって打ち返せるように,ゆっくりとした高い球を送りました。
清水選手は、この試合に負けはしましたが,フェアプレーの精神は長く語り継がれることになりました。
3つ目は、月にいるウサギのお話です。
インドの山の中で,おじいさんがひもじくて倒れていました。
おじいさんを助けたいと思ったキツネとサルは山へいって食べ物を取ってきましたが,ウサギは食べ物を持ってこれませんでした。
すると,ウサギは「私を食べてください!」と火の中に飛びこんだのです。
そのおじいさんは「帝釈天」という神様でした。
神様は自分の体を投げ出したウサギの姿に心を打たれ,生前望んでいた月に連れていってあげました。月を見る度に世界中の人が,このウサギのことを思い出すように。
12月4日から10日は「人権週間」です。
「人権を守る」とは、相手の立場を考え、自分だったら嫌だなと思うことを相手にしないことが第一歩です。
道徳の時間などで、友情や思いやりについて話し合ってきたと思いますが、今一度「人権」について考えてみてください。
なお、この機会に「いじめ防止標語」も募集しますので、ぜひ取り組んでみてください。