学校日記

体にひびく音でした

公開日
2018/02/06
更新日
2018/02/06

保護者の皆様へ

 昨日から「和楽器に親しもう」という音楽の授業が体育館で行われています。守山の和太鼓チームからお借りした和太鼓や締太鼓など、日頃触れることのできない楽器に親しむ絶好の機会です。朝から冷え込んでいる体育館に体にドドーンと響く太鼓の音。本物に触れることのすばらしさを子どもたちの輝く目が物語っていました。4〜6年の子どもたちは素敵な経験ができたのではないでしょうか。明日最終日、残りのクラスが体験します。音楽の先生の姿もかっこよかったです。
 子どもたちの中には「私なんてどうなってもいいんだ」という子がいます。いろいろなことに対して投げやりになっているように見えます。とっても心配になります。寄り添って聞いてみると、それはそれはたくさんのことを話し始めます。どうしてそう言ってしまうのか、どうしたいのか、少しずつ伝わってきます。「そんなこと言うとママもパパも悲しくて泣いてしまうよ。ママは大変なおもいをして、あなたを生んだんだよ。とても大切な命なんだから。」と伝えます。でも、もし我が子が目の前で「私なんて・・・」と言ってきたら、どう答えるでしょうか?若かった頃なら、「何言ってるの」と言って終わったかもしれません。毎日の忙しさに追われてしまい、寄り添うことができなかったかもしれません。今は、もしかしたらおばあちゃんに近い気分で、少し気長に子どもの話を聞くことができるようになったのかもしれません。たくさんの話をして落ち着いたところで、担任がちゃんと迎えにきてくれます。そして、きちんと寄り添って、「そうだったんだね」と言ってもらうだけで、その子の表情は変わります。うれしい瞬間です。毎日の生活に追われて大変なこともありますが、子どもがSOSを出したとき、寄り添う心の余裕を持っていたいです。何度となく、我が子のSOSを見逃して反省してきたからこそ、お母さんたちにお願いしたいです。子どもがいつもと違うなと思った時、手をとめて向き合ってあげてください。何かあるはずです。「そうだったんだね」とまずは受容して聞いてあげてください。それだけで、子どもたちは安心するはずです。お願いします。
 今夜も冷えそうです。明日、雪が積もってませんように。子どもたちは楽しみにしているでしょうが。
 明日は、よむよむさんによる6年生に向けての「卒業読み聞かせ」です。楽しみです。