学校日記

<校長室の窓> 安室奈美恵さんから学ぶ

公開日
2017/10/05
更新日
2017/10/05

勝川小学校

素敵な歌声とファッションでファンを魅了し続けてきた
安室奈美恵(あむろなみえ)さんが、引退を表明しました。

その理由は、いくつか報道されていますが、
その中の一つ。この理由に、私は大変考えさせられました。

自分で自分が許せなくなった…。

安室奈美恵さんは、ライブ中に無駄なMCを挟まずに、
歌とダンスをストイック(=自分に厳しいこと)にこなし、
ファンには、純粋に、
最高の「パフォーマンスを披露する!」という信念(=ポリシー)を
持って頑張ってきたそうです。

私は、彼女のライブに行ったことはありませんが、
すでに40歳となった安室奈美恵さんのパフォーマンスは、
とても40歳とは思えないほど、たいへん素晴らしいものだそうです。
「彼女は、アーティストでありながら、アスリートだ!」
と評価する評論家もいるほどです。

きっと、ファンに最高のパフォーマンスを見せるために、
健康管理や体力の維持、ダンスの練習、歌の練習など、
影で、人には言えない努力を、日々積み重ねてきたのだと思います。

しかし、誕生日に今回の引退発表をしたことを考えると、
年齢的なものからくる衰えを感じているのかもしれません。
「最高の歌やダンスを届けられないのであれば、引退するしかない!」
という考えに至るのも、彼女なら納得できそうな気がします。

一般の人は、「まだまだ全然やれるのに」と、期待するのですが、
自分に厳しい彼女は、「自分で自分が許せなくなった」です。

この姿を見て、
世界のホームラン王の王貞治氏の引退時の言葉を思い出しました。
引退したその年、彼は30本のホームランを打ちました。
それでも、「自分のバッティングができなくなった」と言って、
引退したのです。
安室奈美恵さんと共通するものがあるなと思います。

一流の人は、人からどう評価されているかじゃない。
「自己評価」が、とても厳しいのです。
一流の人だけがもつ「美学」だと思います。

教師も、年をとれば、体力の衰えを感じます。
しかし、それは「経験」「知識」の積み上げによって、
カバーできると思います。
私自身も、
「子どもを思う教育愛は、絶対に劣化しない!」と思っています。
今後も、「すべては子どもたちの幸せのために」という信念のもと、
勝川小学校の学校運営にあたりたいと考えております。
                         校長 堤 泰喜

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(写真出典 Yahoo!画像)