<校長室の窓> 佐藤一斎(さとういっさい)から学ぶ
- 公開日
- 2016/11/22
- 更新日
- 2016/11/22
勝川小学校
勝川小学校 高学年のみなさんへ
今日は、江戸時代末期の儒学者(じゅがくしゃ)・佐藤一斎の
『言志四録』より、次の言葉をご紹介します。
「真に大志ある者は、克(よ)く小物(しょうぶつ)を勤(つと)む。
真に遠きを慮(おもんぱか)る者は、細事を忽(おろそ)かにせず。」
大きな事を成(な)し遂(と)げたいと思う人は、
どんなに小さな事でも一生懸命やる。
その大志(たいし)を成し遂げるために、
いつもずっと先の事を思案(しあん)している人は、
すぐ目の前にある小さな事にも手を抜(ぬ)いたりはしない。
という意味です。
「うん、うん、そうだよなぁ。」
そう頷(うなず)きながら、我が身を振り返ると、
ついつい反対のことをしている自分に気付(きづ)きます。
大きなことをしたいがために、
「こんな小さなことをやっている暇(ひま)はない」と
思ってしまったり、
先の計画ばかり立てて、
今日の出来事(できごと)に目が向かなかったり…。
すべては、今、この瞬間(しゅんかん)の
小さなことの積み重ねである!
ということを、私たちは、忘れてしまいがちです。
「大」は、初めから「大」ではない。
「大」は、「小」の集まりである。
時代を超えた普遍(ふへん)の真理(しんり)だと思います。
※佐藤一斎の名言(めいげん)は、ココをクリックしてください。
(写真出典 ウィキペディア)